「メッシの居場所が不透明」アルゼンチン紙がパリSG新指揮官の就任を不安視?「ネイマールには残留要請をしたのに」

2022年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「会見中、メッシにほぼ言及しなかった」

ガルティエ新監督(左)がメッシ(右)をどう起用するのかが注目されている。(C)Getty Images

 現地時間7月5日、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンは、マウリシオ・ポチェティーノ監督の解任と、昨季までニースで指揮を執っていたフランス人のクリストフ・ガルティエ新監督の就任を発表した。契約は2024年までの2年間だ。

 発表当日には記者会見が行なわれ、指揮官は「とても誇らしく感じている。この責任の大きさを理解しているが、この日のために準備をしてきた。できないと思ったら、この仕事は引き受けていない」と意気込んだ。

 現在のパリSGには、レアル・マドリーへの移籍が有力視されながら電撃的な残留を決めたフランス代表キリアン・エムバペをはじめ、ブラジル代表ネイマール、アルゼンチン代表リオネル・メッシら各国のスター選手が揃っている。新指揮官は「このロッカールームを光栄に思う。彼らとは話をするだけではなく、存在感を示す。妥協は必要ない」と述べ、尻込みしていない姿勢を明らかにした。
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 加えて、会見中には今夏に退団するのではないかという噂が浮上しているネイマールについて「彼のような選手を手元に置きたくないという監督がいると思うか? 起用に関しても明確なビジョンがある」と残留を要請したことも話題を呼んでいる。

 そんななか、不安を露わにしているのが、メッシの母国アルゼンチン紙『Ole!』だ。「彼は会見中、メッシについてほぼ何も語らなかった」と伝えた。

「ガルティエは、メッシよりも、エムバペとネイマールを気にしている。彼はエムバペの残留を喜び、ネイマールに対して明確な残留希望を発した一方、『チームをよりもっとスマートにする必要がある』とも語った。そして、『どの選手もチームの上に立つことはない。この才能の集合体が大きな力を持ったチームになることが目標』と、特別扱いする選手はいないと述べたのだ。

 ガルティエが得意とする戦術は3バックによる布陣だ。その場合、高いインテンシティ、テンポ、そして素早いボールリカバリーが要求される。エムバペとネイマールが起用されるポイントは分かりやすい。だが、彼の戦術におけるメッシの居場所は現時点で不透明だ」

 クラブ悲願のCL制覇を目指しているパリSG。フランスでの2年目に突入するメッシは、果たしてどのような役割を与えられることになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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