ガルティエがポチェティーノの後任でパリSGの指揮官就任!会長は「全クラブで成功を収めてきた」と太鼓判!一体どんな監督?

2022年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

リール指揮官時代にはパリSGの4連覇を阻止

パリSGの新監督に就任したガルティエ氏。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンは現地時間7月5日、マウリシオ・ポチェティーノ監督との契約を終了し、新たにクリストフ・ガルティエを指揮官に迎えることを発表した。

 ポチェティーノは20-21シーズンの途中に現役時代の古巣であるパリSGの監督に就任。アルゼンチン代表の後輩でもあるリオネル・メッシら、名立たるビッグネームが加わった翌21-22シーズンはリーグの覇権こそ奪還に成功したものの、悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇はならず。期待が大きかった分、"失望の1冠"に終わっていた。

 後を引き継ぐガルティエは、55歳のフランス人指揮官で、現役時代はマルセイユやリールなどで主にCBとしてプレー。99年12月に中国の遼寧(20年5月に資金難で解散)で現役を引退すると、指導者の道に進み、アシスタントコーチ時代を経て、09年12月に母国サンテティエンヌで監督キャリアをスタートさせた。

 そこでは成績が安定しなかった状態から、堅守速攻をベースとした大崩れしないチームへと変貌させ、6シーズン連続でトップ10入りを果たした。その後17-18シーズンからは古巣リールを率いて、20-21シーズンにはパリSGの4連覇を阻止。10年ぶりの栄冠へと導いた。昨シーズンもニースでフランス・カップ準優勝と結果を残している。
 
 ガルティエは新監督就任を受け、「ヨーロッパで最も競争力があり、華やかなスカッドの1つである、この素晴らしいチームを率いる責任は十分承知しているし、パリSGがフランスや世界のサッカー界を代表する存在であることを認識している。重視するのは、野心、ハードワーク、チームのポテンシャルを最大限に引き出すことだ。このチームの監督になり、サッカーへの情熱を体現する壮大なスタジアム、パルク・デ・プランスでベンチ入りできることを嬉しく思う」とコメントしている。

 また、ナセル・アル・ケライフィ会長は「クリストフをパリSGファミリーに迎えることができ、嬉しく思っている。実績は素晴らしく、これまで指揮を執った全クラブで成功を収めてきた。彼の多くの実績は、選手やチームから最高のものを引き出す、集団的精神に基づいた並外れた性格によるものだ。迎えられたことを誇りに思い、クリストフとともにクラブの次の成長ができることを楽しみにしている」と大きな期待を寄せている。

 ガルティエ新監督は、メッシ、キリアン・エムバペ、ネイマールら、タレント軍団を1つに束ね上げ、ビッグイヤー獲得の夢を実現できるか。なお、プレシーズンでは今月20日の川崎フロンターレ戦を皮切りに、23日に浦和レッズ、25日にガンバ大阪と親善試合を行なう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連動画】「全員、超人。」メッシ、ネイマールらの日本ツアーに向けたコメントをチェック!

【PHOTO】C・ロナウド、ネイマール、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

次ページ【関連動画】「全員、超人。」メッシ、ネイマールらの日本ツアーに向けたコメントムービーをチェック!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事