「自分のクラブに近付けたくない」チェルシーOB、ネイマール獲り報道に嫌悪感!「良い選手だが過大評価されている」

2022年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

パリSG会長は“銀河系路線”終焉を明言

去就が注目を集めるネイマール。(C)Getty Images

 チェルシーOBのジェイソン・カンディ氏が、古巣のネイマール(パリ・サンジェルマン)獲りに関する報道に嫌悪感を露わにした。英メディア『talkSPORT』が6月30日付けで伝えている。

 パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長は先日、「ネイマールが退団する可能性はあるか?」と問われた際に、「私が言えるのは、全選手に昨シーズンよりもはるかに多くの仕事を期待しているということだ。全て100%でなければならない。我々は明らかに高みを目ざすのに十分ではなかった」などとコメントした。

 この発言はブラジル代表FWの不振を示唆したとされ、本人やその父親が不満を募らせる結果に。退団の可能性が取り沙汰され、ロメル・ルカクのインテルへのレンタル移籍が決まったチェルシーが、新天地候補の1つとして挙げられている。

 ただ、カンディ氏は「ネイマールは過大評価されている」ときっぱり。かつてチェルシーで大活躍し、現在はレアル・マドリーでプレーするエデン・アザールを引き合いに出し、こう語っている。

「良い選手だが、彼は過大評価されている。全ては自分のためだ。アザールはチームプレーヤーだった。ネイマールはしばらくチェルシーとの関係が続いているが、私はいつも自分のクラブに彼を近付けたくないと言ってきた。チェルシーが必要とするような選手ではないと思う。彼は良い選手なのか?才能があるのか?それは少しも疑っていない。しかし、彼をチェルシーに近付けたいとは思わないね」
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 パリSGは2017年8月にネイマールを世界最高額の移籍金で獲得し、サッカー界に衝撃を与えた。以来、フランス王者はスーパースターへの投資を続け、昨夏にはリオネル・メッシまで加入したが、悲願のチャンピオンズ・リーグにはいまだ届いていない。

 アル・ケライフィ会長は移籍戦略の再考を決断したようで、「夢と現実は別物だ。スローガンを変えたほうがいいかもしれないね」とも述べていた。

「より大きな夢を見るのは良いことだが、今日は現実的でなければならない。派手さやキラキラしたものはもういらない。クラブを愛し、戦うことを愛し、勝つことを愛する選手を求めている。このメンタリティをクラブ全体に浸透させたいんだ」

 ネイマールの実力は誰もが認めるところだが、金銭面や怪我の多さ、気持ちのムラなど、少なくない問題を抱えていることもまた事実だ。世界一強度が高いとされるプレミアリーグへの参戦は、果たしてあるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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