「大喧嘩をした」なぜ吉田麻也はサンプ主将の叱責に激怒したのか。立ち向かった“真意”を明かす「欧州では、ごめんって言ったら…」

2022年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分は悪くないと思ったら、戦わなきゃいけない」

サンプドリアの主将クリアラレッラとの口論を回顧した吉田。(C)Getty Images

 DAZNで配信中の元日本代表DF内田篤人氏の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回に、日本代表のキャプテン吉田麻也がゲスト出演。話題となった"ブチギレ"シーンの真意を語った。

 ちょうど配信日の6月30日でサンプドリアとの契約が満了となった吉田は、4月23日に行なわれたセリエA第34節のヴェローナ戦(1-1)の試合後、主将のファビオ・クアリアレッラと口論となった。

 残留争いを強いられている状況で、前半に1点をリードしながら、後半に吉田らが投入された約10分後に失点。出回った動画では、試合後にクアリアレッラに怒りをぶつけられたことに反発した日本代表DFが、元イタリア代表FWを突き飛ばすようにし、チームメイトがサポーターの元へあいさつに向かうなか、ひとりロッカールームに引き上げる様子が収められている。

 イタリア・メディアは、大事な勝点を逃して苛立ったクアリアレッラが、失点に絡むようなかたちとなった吉田を叱責し、それに対して激怒したとの見方を報じていた。

【動画】サンプドリア主将が吉田に激怒した失点シーン
 番組内で、吉田は日本の若手について(海外でプレーするうえで)語学やコミュニケーション能力の大切さを説いた話のなかで、この口論を引き合いに出し、次のように述べている。

「ちょっと前にキャプテンと大喧嘩してますけど、クリアラレッラと。自分が間違えてないって反論できることはすごく大事だし、ヨーロッパではバァーと言われて『ごめんごめん』って言ったら…」

 ここで内田氏が「そいつのせいになるよね」と同調すると、「そうそう」と言い、吉田はこう続けている。

「自分は悪くないと思ったら、戦わなきゃいけないし、それをやることによって、他の選手が『あいつクリアラレッラに反論してるわ』ってリスペクトを得られるっというのもある。そういうのも大事なので、アンダー世代の子たちにも学んでいってほしい」

 この言葉に、アンダー世代のロールモデルコーチを務める内田氏は、「思いのほかいい話するね」と感心した様子だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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