英紙の報道を受け、イタリアでもアタランタの南野拓実に対する関心が伝えられている。

　リバプールからの移籍が取りざたされている南野には、ウォルバーハンプトンやリーズ、サウサンプトン、ブライトン、フルアムなど、数々のプレミアリーグのクラブが興味を示していると言われる。一方で、リーグ・アンのモナコやリヨンも新天地の候補と騒がれているところだ。

　イタリアのクラブでは、これまで2020-21シーズンの王者インテルやラツィオが噂になっていた。そこに新たに、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督率いるアタランタの名前も浮上している。近年、国内外で躍進し、強豪の仲間入りを果たしたクラブだ。

　英紙の報道に基づくかたちで、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は６月20日、アタランタの南野獲得に関する記事を報道。「多くの理由から簡単ではないが、可能な道」と伝えている。
 

　同紙は「約2000万ユーロ（約26億円）で完全移籍の可能性がある」とし、「多くのクラブが様子をうかがっている」と、南野が人気銘柄だと報道。「年俸270万ユーロ（約4億円）はアタランタの上限を超えているが大幅なオーバーではない」と、獲得は不可能ではないとの見解を示した。

「選手が最も気に入っている移籍先の様子」として、モナコの名前を挙げつつ、『Gazzetta dello Sport』紙は「アタランタにとっては（ジェレミー・）ボガに加えての武器となり得る」と南野を紹介している。

「左サイドからスタートするが、前線すべてでプレーできる。右足でシュートし、速く、１対１がうまい。そしてトップクラブの経験をもたらせる」

　セリエAを８位で終えたアタランタが、南野を獲得する可能性はあるのか。進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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