「エムバペはEUROの後、フランス代表でプレーしたくないと言った」仏連盟会長の衝撃発言に“怪物”が怒りの反論!「僕は人種差別のせいだと…」

2022年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「連盟が彼を擁護しなかったと感じていた」

ル・グラエ会長(右)の発言にエムバペが反応した。(C)Getty Images

 自身の思いとは違うコメントに不快感を露わにした。

 フランス・サッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長が現地6月19日付けのフランス紙『Le Journal du Dimanche』で、昨夏に行なわれたEURO2020のラウンド・オブ16でスイスにPK戦で敗れた後、「エムバペがもうフランス代表でプレーしたくないと言った」と発言。小さくない反響を呼んでいる。

「EUROの後、キリアンに会った。彼はPKを失敗したこととインターネット上で批判を浴びたことで、サッカー連盟が彼を擁護しなかったと感じていた。私のオフィスで5分間会った。彼は怒っていた。彼はもうフランス代表プレーしたくなかった。明らかに、代表のことを考えていなかった」

 ル・グラエ会長は「キリアンは勝者であり、(負けたことに)我々全員と同じようにとてもイライラしていた」と続けている。
 
 この衝撃的な発言に反論したのが、当のエムバペ本人だ。会長のコメントを伝えた投稿を引用リツイートし、こう綴っている。

「はい。最後に僕は彼に、何よりもそれ(代表でのプレー拒否)は人種差別のせいであり、PK失敗のせいではないことをよく説明した。しかし、彼は、人種差別はなかったと考えた…」

 これを受けて、スペイン紙『MARCA』は「パリ・サンジェルマンのFWは激怒している。エムバペは、彼の怒りを引き起こしたのは人種差別であったと主張している」と伝えている。

『Le Journal du Dimanche』によれば、EURO敗退後、フランスでは一部の選手に対する人種差別的な誹謗中傷が問題となり、調査も行われたが、ル・グラエ会長は「サッカー界の人種差別は存在しないか、あってもごくわずか」と発言し、物議を醸していた。

 23歳の"怪物"はPKを外したことへの批判でなく、差別的な誹謗中傷を問題視していたのに、違った解釈が公になり、我慢ならなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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