インテル復帰希望のルカクにOBヴィエリ&カッサーノが苦言!「大金を稼ぎにチェルシーに行ったのに最悪」「セリエAだから…」

2022年06月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「インテルではまた20~25点決めるだろうが…」

インテル復帰を希望しているルカク。(C)Getty Images

 わずか1年での復帰は実現するのだろうか。確かなのは、ロメル・ルカクがインテルに戻るのを望んでいるということだ。

 ミラノでの2シーズンで「王」と呼ばれるほどサポーターに愛され、昨季のセリエAで優勝を果たしたルカク。だが昨年夏、古巣の呼びかけに応じ、愛するチェルシーに復帰した。

 アントニオ・コンテ前監督が退任し、財政事情からアシュラフ・ハキミを売却したインテルにとって、エースの突然の離脱が大きな痛手だったことは言うまでもない。一部のサポーターは、ルカクを裏切り者と非難している。

 そうまでしてロンドンに戻ったルカクだが、ミラノでの2年間のようなバラ色の生活は待っていなかった。トーマス・トゥヘル監督とそりが合わず、シーズン途中にはイタリア・メディアでインテル・サポーターに謝罪。復帰を望んでいるとまで口にし、チェルシーやそのファンの怒りを買った。
 
 思い描いていたように古巣で活躍できず、トゥヘル監督との関係に溝ができ、ルカクはイングランドとイタリアの両国メディアでインテル復帰が報じられるようになる。イタリア・メディアは、有償レンタルを巡るインテルとチェルシーの交渉は「ポジティブ」に進んでいるという。

 そして6月16日、インテルのコーポレートCEOを務めるアレッサンドロ・アントネッロは、ルカクが復帰を望んでいることを認めた。『Gazzetta dello Sport』紙によれば、アントネッロは「選手側には戻りたいという強い希望がある」と話している。

「ただ、経済的・財政的な実現可能性も分析しなければならない。テクニカルな問題もいくつか解決する必要がある。(イタリアの税優遇を受けるために移籍をまとめる必要があるとされる)30日までに可能か? 適切なタイミングでの実現を目指す」

 しかし、前述のように、厳しい状況にあったインテルを飛び出してチェルシーに移籍し、不本意なシーズンを過ごして1年での復帰というシナリオだけに、苦言を呈すインテルOBたちもいる。

 イタリア『fanpage.it』によると、クリスティアン・ヴィエリは自身の『Twitch』のチャンネルで、「チェルシーで大金を稼ぎに行き、まったく試合に出ないか、出ても最悪の試合。それで今度はインテル復帰を希望か」と批判的だ。

 また、同チャンネルでは、アントニオ・カッサーノも「インテルではまた20~25点決めるだろう。だがそれは、セリエAが欧州で5番目だからだ」と述べている。

「イングランドで重要な試合やチャンピオンズ・リーグに出て、彼はまったく何も得られなかった。ここ(イタリア)で違いをつくるのは確かだろうけどね」

 現エースのラウタロ・マルティネスに加え、ユベントス退団が決まったパウロ・ディバラの獲得が噂される中、さらにルカク復帰も注目されているインテル。強力なトリデンテは実現するのか。そしてサポーターはどのように受け止めるのか。まずは、ルカク復帰交渉の行方から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2022年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!

【PHOTO】「美人すぎる」「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事