欧州主要国の移籍マーケットが終了! この夏もっともカネを使ったクラブは!? トップ15をランキングで

2015年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

トップはマンCで2億ユーロ超を市場に投下!

写真左上から時計回りに、マンCのデ・ブルイネ、バレンシアのネグレド、アトレティコのマルティネス、マンUのマルシアル。 (C) Getty Images, REUTERS/AFLO

 9月1日の午後6時をもってイングランドの移籍期間がクローズ。これで欧州主要各国の今夏の移籍マーケットが終了した。
 
 書類手続きの不手際でマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーへの移籍が破談になったダビド・デ・ヘアの一件など、この夏もさまざまなドラマが生まれたが、選手獲得に最も多額を費やしたクラブはどこだろう。
 
 最も多くの金額を使ったのは、マンチェスター・シティだ。今夏の最高額となる7500万ユーロでケビン・デ・ブルイネを、3番目の高額となる6250万ユーロでラヒーム・スターリングを獲得するなど、合わせて2億438万ユーロを市場に投じた。
 
 これに続いたのは、バレンシアとアトレティコ・マドリーのスペイン勢と、デ・ヘアの一件を含め、移籍期限のラスト2日間で最も派手に動いたマンU。
 
 意外だったのはスペインの2チームで、それぞれ1億4200万ユーロ、1億3950万ユーロと「1億ユーロ」の大台を突破する大盤振る舞いで、バルセロナとレアル・マドリーの2強を上回り、2位と3位に。ともに額面通りの補強効果があれば、リーガ・エスパニョーラの覇権争いは白熱必至だ。
 
 マンUからデ・ヘアを獲り損なったマドリーは8950万ユーロにとどまり9位。補強禁止処分中のバルサは、それでもアルダ・トゥランなどを獲得したが、5100ユーロで20位だった。
 
 1億ユーロを突破したのは、主力を手放して陣容の大刷新に踏み切ったユベントス、6500万ユーロというデ・ブルイネに次ぐ高額でアンヘル・ディ・マリアを獲得したパリ・サンジェルマン、大型補強を敢行したリバプールまでの計7チーム。
 
 アジア資本を受け入れて資金繰りに余裕が生まれたインテルとミランのミラノ勢がユーベとともにトップ10にランクインするなど、今夏はイタリアの老舗3チームが久しぶりに移籍市場で存在感を見せた。
(金額はすべて推定)

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