「恥だ。忠義だと?」カッサーノが大金で残留のエムバペを辛辣批判!「マドリーに行くのを望んでいたくせに」

2022年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クライフが今でもプレーしていたら、どれほど稼げるんだ」

エムバペ(右)を糾弾したのが悪童として知られたカッサーノ(左)だ。(C)Getty Images

 キリアン・エムバペがレアル・マドリーに移籍するのではなく、パリ・サンジェルマンとの契約を更新したことは、マドリーのサポーターやマドリードを拠点とするメディア、ラ・リーガのハビエル・テバス会長を怒らせた。元イタリア代表のアントニオ・カッサーノも、納得していないようだ。

 同じく元イタリア代表のクリスティアン・ヴィエリのTwitchチャンネル『BOBO TV』で、カッサーノは「自分からすれば恥だ」と、エムバペの決断を酷評した。(イタリア『fanpage.it』より)

「1億3000万ユーロ(約169億円)の忠誠ボーナスとか記事を読んだけど、何が忠義だ?マドリーに行くことを望んでいて、なんのボーナスさ? それに年俸5000~6000万ユーロ(約65億5000万~78億円)? マラドーナやロナウド、クライフが今でもプレーしていたら、どれほど稼げるんだ。毎日5億ユーロ(約625億円)か? 恥ずべきだ。もうサッカーは行きすぎてしまった」

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 さらに、カッサーノは「オレがパリ・サンジェルマンを見るのは、アイドルの(リオネル・)メッシがいるからだ。そうじゃなければ見もしない。何の感情も感動も与えないからだ。子どものころから、サッカーは感動や情熱を与えてくれるものだった」と続けている。

「エムバペは『望んでくれたマドリーのサポーターにはとても申し訳なく思う。ペレスに感謝』と?なら、1億3000万ユーロがなければ、マドリーに行っていたのか?それは、残ったのは大金をくれたからということになる。『パリが自分の家』と言っても、大金をもらい、年俸5000万ユーロだ」

「15~20年歴史をつくったメッシや(クリスチアーノ・)ロナウドがそういう額を稼ぐならOKだ。エムバペはとても強いし、今の世界最強だと思っているが、それでも3年前からやっているというだけの選手がこれだけの額…オレからすれば狂気だ」

 破格の条件で残留が決まったと言われるエムバペ。選手とクラブの決断は正しかったのか。その答は時が教えることとなる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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