「GKの受賞は不可能」マドリー守護神クルトワがバロンドール獲得に見解!「ベンゼマと同じチームなら尚更だ」

2022年05月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

過去GKの受賞は、1963年の元ソ連代表ただ1人

クルトワはGKとして2人目のバロンドール獲得なるか。(C)Getty Images

 レアル・マドリーのティボー・クルトワが、チームメイトのカリム・ベンゼマと共に有力候補に挙がっているバロンドールについて語った。

 現地時間5月28日、フランスで開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝で、マドリーはリバプールを1-0で下し、史上最多14度目の欧州制覇を果たした。この一戦で決勝点を叩き込んだヴィニシウス・ジュニオールを押しのけ、マン・オブ・ザ・マッチに輝いたのが、守護神クルトワだった。

 今月11日に30歳の誕生日を迎えたベルギー代表GKは、神がかり的なセーブを連発。自軍の7倍以上の23本のシュートを浴びるも、最後までゴールに鍵をかけ、リバプールの強力攻撃陣を完封した。

 個人賞としては最高の名誉となるバロンドールのレースは、大一番で出色のパフォーマンスを見せたクルトワと、公式戦46試合・44ゴールという驚異的な数字を叩き出したベンゼマの一騎打ちとも目されている。しかし、クルトワ本人は戴冠の可能性はかなり低いと考えているようだ。

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 英紙『The Sun』によれば、クルトワはイタリア誌『Tuttomercato』で「ゴールキーパーが受賞するのは不可能だ。ベンゼマと一緒のチームでプレーするのなら尚更ね」と、消極的な姿勢を見せている。

「成功は収められるけど、このトロフィーを勝ち取るのは難しい。僕にとって重要なのは、ロッカールームに戻ったとき、チームメイトがみんな僕の名前を叫んでくれたことだ。これは個人的な表彰よりも価値があるよ」

 過去、バロンドールを手にしたGKは1963年の元ソ連代表レフ・ヤシンただ1人。最近では2014年にドイツ代表マヌエル・ノイアーが3位に入っている。果たしてCLの1シーズン最多セーブ記録を59に更新したクルトワは、史上2人目の快挙達成となるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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