「ようやく、ただいまと言えた」直接FKで決勝弾の広島・野津田岳人「もっともっと活躍して貢献したい」

2022年05月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「おめでとうと言いたい」と指揮官も笑顔

直接FKで決勝弾の野津田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 5月28日、J1リーグの第16節が行なわれ、エディオンスタジアム広島ではサンフレッチェ広島対名古屋グランパスが行なわれ、1-0で広島が勝利を収めた。

 この試合で決勝点となる直接FKを沈めたのが、野津田岳人だ。広島の背番号7が試合終了後のフラッシュインタビューに応じた。

「本当に待たせすぎたというか、ずっと決めたかったんですけど、なかなか決められなくて。ようやくこうやって、このスタジアムでサンフレッチェに帰ってきて、ゴールを決められて本当に嬉しいです」と喜びを露わにした。

 広島の下部組織出身で、2013年にトップ昇格。16年シーズン途中に新潟にレンタル移籍し、以後は清水、仙台と渡り歩き、19年に復帰を果たす。ただ、そのシーズンと翌年の2年間はノーゴール。昨季は甲府で武者修行し、今季再び、広島に戻ってきた。

「本当に、一回帰って来た時はなかなか思うような結果が残せず、苦しい時期もあったんですけど、今こうやって帰って来てゴールを決めることができて、ようやくサンフレッチェサポーターの皆さんに、ただいまというふうに言えたのかなと思います」
 
 この名古屋戦の決勝点が今季初ゴール。広島では実に7年ぶりの得点だ。
 
 最後には「やっぱりこのスタジアムで勝利するというのは本当に気持ちいいですし、この紫のサポーターの皆さんと一緒に勝利を掴めるのは本当に気持ちいいので、もっともっとこれからも一緒に戦ってもらって、もっと強いチームを一緒に作っていけたらいいかなと思いますし、もっともっと活躍してチームに貢献したい」と意気込んだ。

 勝利の立役者となった野津田について、ミヒャエル・スキッベ監督も「今までずっと練習してきたフリーキックが実を結んだというところで、おめでとうと言いたい」と目を細めた。

次節、広島はリーグ中断期間後の6月18日にホームでセレッソ大阪を迎える。またひとつ逞しさを増した野津田の左足に期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】エディオンスタジアムに駆けつけたサンフレッチェ広島サポーター! 
 
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