ラ・リーガの覇権を奪回したレアル・マドリーは現地５月28日、２冠を懸けて、パリ近郊サンドニのスタッド・ド・フランスで開催されるチャンピオンズ・リーグ（CL）決勝で、リバプールと相対する。

　４年前のファイナルでもリバプールと対戦したマドリーは３―１で勝利し、13度目の戴冠を果たした。

　その試合で、勝利を呼び込む活躍を見せたのが、ウェールズ代表FWガレス・ベイルだ。オーバーヘッドシュートで勝ち越し弾を決めると、強烈なミドルでダメ押し点を奪取。圧巻のパフォーマンスを披露した

　ただ、ベイルがマドリーで輝いたのは、この試合が最後と言っても過言ではない。その後はコンディション不良もあって精彩を欠き、契約満了となる今シーズン限りでの退団が既定路線となっている。

　そんなベイルが、最後の大一番を前にした練習で決めたゴラッソが話題となっている。ミニゲームで得意の左足を一閃。カーブを掛けた強烈なシュートを、GKティボー・クルトワの手が届かないところへ叩き込んでみせた。同僚のルカ・モドリッチも思わず拍手を送っている。

【動画】モドリッチが思わず拍手！反響を呼んでいるベイルのゴラッソ

　英メディア『SPORT BIBLE』が「ベイルがマドリーのトレーニングで世界中に拡散したゴールを決め、リバプールのファンは彼の『ラストダンス』について戦々恐々となった」と題した記事を掲載。「ベイルは、センセーショナルなゴールを決め、これはSNSで世界中に広まった」と綴った。

　記事は「インターネット上では、カルロ・アンチェロッティ監督が今週末の大一番まで、32歳の子供を極度に眠らせていると冗談を言った。トレーニングでの彼のパフォーマンスから判断すると、それは正しい可能性がある」と伝え、次のような声があると紹介している。

「ベイルは燃えている。彼は2018年を繰り返したいと思うだろう」
「彼はまだ持っている。彼が土曜日にプレーすることを願っている。ラストダンスだ」
「彼が決勝でプレーし、マドリーのユニホームで最後にもう一度自分の価値を示すことを願っている」
「本物の宝石だ。彼はこの試合で決して引退してはならない。もはやこのような選手を生み出せない」

　ほぼ構想外となっているため、出場機会が巡ってくる可能性はごくわずかだが、それでも"持っている男"に期待しているファンは少なくないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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