「スペシャル・ワンは古い話だ」モウリーニョがECL決勝を前に“監督観”の変化を語る!欧州完全制覇にも意気込み

2022年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャリアの最初のころの話だ」

欧州完全制覇を目指すモウリーニョ監督。(C)Getty Images

 ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、現地時間5月25日に開催されるフェイエノールトとのヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)決勝を前に、自身の異名について語った。英公共放送『BBC』が伝えている。

 来年1月に還暦を迎えるポルトガル人指揮官は、2002-03シーズンにポルトをUEFAカップ優勝に導き、翌シーズンにはチャンピオンズ・リーグ(CL)を制覇。その後、2009-10シーズンにインテルで再びCL、2016-17シーズンにマンチェスター・ユナイテッドでヨーロッパリーグ(旧UEFAカップ)での戴冠も果たしている。

「今回もし勝てば、ヨーロッパの全てのトロフィーを獲得した最初の人物になれるだろう」と意気込むモウリーニョ監督は、遡ること18年前、チェルシーの指揮官に就任した際に自らを"スペシャル・ワン"と称したことに言及した。
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 すっかり定着し、お馴染みのフレーズとなっているが、本人は「古い話だ」と言い、今となっては強いこだわりは持っていないようだ。
 
「キャリアの最初のころの話だ。もっと成熟し、安定した状態になれば、人々のことを考えるようになり、自分のことは考えなくなる。1シーズンの仕事を終えて決勝に辿り着いたとき、その仕事は終わったんだ。それはチームの瞬間であり、個人の瞬間ではない。

 私は魔法の薬も魔法の呪文も信じていない。特別なことをするわけでもなく、ただチームとして自分たちらしくあること。持っている資質、限界を知ることだ。まあ決勝戦がどのように終わろうとも、今シーズンは我々にとってポジティブなシーズンだよ」

 モウリーニョ監督は、小野伸二を擁し、UEFAカップを制した2001-02シーズン以来の欧州タイトルを目指すオランダの名門の夢を打ち砕き、前人未到の欧州完全制覇なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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