大興奮でスタンドに駆け寄るも、シティの逆転を聞き愕然…サラーの天国から地獄への転落が話題!「最高と最悪がいっぺんに来た」

2022年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アグエロみたいに走り出したのに…」

勝ち越し点を奪い、大興奮で走り出したサラーだが、この直後に表情が一変する。(C)Getty Images

 現地時間5月22日に開催されたプレミアリーグの最終節で、首位のマンチェスター・シティを勝点1差で追う2位のリバプールは、8位のウォルバーハンプトンとホームで対戦。自分たちが勝ち、同時刻にリバプールのレジェンドOBスティーブン・ジェラードが率いる、アストン・ビラと戦うシティが引き分け以下に終われば、逆転でのリーグ制覇を果たせるというシチュエーションだった。

 そのためにもまずは、目の前のウルブスを倒さなければならないが、開始3分で先制を許してしまう。それでも必死の反撃を続けるリバプールは、24分にサディオ・マネが同点ゴールを奪う。

 一方、その頃に他会場でも動きが。37分にシティがビラに1点を先行されたのだ。情報をキャッチしたアンフィールドは大歓声に包まれた。さらに宿敵は後半に入って69分にも、元リバプールのフィリッペ・コウチーニョに被弾。まさかの2点ビハインドとなる。アンフィールドのボルテージは最高潮に達した。

 サポーターの歓声で事態を把握したであろう、リバプールの選手たちもさらにギアを上げると、84分に途中出場のモハメド・サラーが、ついに勝ち越し点を挙げる。

 これで首位浮上と、エジプト代表FWは喜びを爆発させ、スタンドに駆け寄るが、様子が何やらおかしい。実はシティは76分、78分、81分と、なんと5分間で3発を叩き込み、3―2と逆転していたのだ。

 失点シーンと違い、シティの得点シーンに対するリバプールファンのリアクションは小さかった。それゆえ、駆け寄った際にサポーターから他会場の速報を聞き、ようやく事態を把握したようで、サラーは満面の笑みから一転、顔をこわばらせ思わず天を仰いだ。天国から地獄とはまさにこのことだ。
【画像】まさに天国から地獄!サラーのあまりの変わりようをチェック
 結局、リバプールは89分にアンドリュー・ロバートソンが追加点を挙げ、3―1で快勝を収めるも、シティもそのままビラを下したため、最後まで勝点差1を埋めることはできなかった。

 米スポーツチャンネル『ESPN』の公式インスタグラムは、「リバプールのファンは、モー・サラーに、シティがリードしていると言わなければならなかった」と綴り、エースの絶叫と絶望のコントラストと、手で「3」と「2」を示し、シティの動向を伝える男性サポーターの写真をアップ。

 サラーの表情の変貌ぶりは大きな話題となっており、世界中のファンから様々なコメントが集まっている。

「アグエロみたいに走り出したのに…」
「彼にはアグエロオオオオオの声が聞こえていたはずだ」
「ハートブレーキング」
「最高と最悪がいっぺんに来た」
「ジェラードがまたスリップした」
「リーグ優勝を決めたと思ったら、自分のファンから絶望的な一言を伝えられることを想像してみてほしい」
「シティのスコアを知っていたら彼の喜び方は…」

 なお、優勝には導けなかったが、サラーのリーグ戦23ゴール目は、ソン・フンミン(トッテナム)と共に得点王を獲得する1点とはなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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