イングランド中堅クラブの「攻勢」 ターゲットはイタリア・ビッグクラブの代表クラス

2015年08月25日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ウェストハムはザザ獲得でユーベと合意。

ユーベのザザ(左)にはウェストハムが、ローマのリャイッチ(右)にはアストン・ビラが触手を伸ばしている。 (C) Getty Images

 今夏サッスオーロからユベントスに移籍したイタリア代表FWシモーネ・ザザに、ウェストハムが興味を示している。
 
 8月24日朝ユベントスに打診が舞い込んでからクラブ間の話し合いが一気に進み、同日夜にはレンタル料200万ユーロ(約2億8000万円)、買い取りオプション1600万ユーロ(約22億4000万円)という数字をベースに基本合意に達した。
 
 しかし、ザザ本人はまだ決断を下していない状況だ。ユベントスは、安定した出場機会を得てさらなる成長の機会になるという理由でレンタルに前向き。ザザがどんな決断を下すかに注目が集まっている。
 
ローマのリャイッチにはアストン・ビラが興味
 
 ローマのセルビア代表アデム・リャイッチに触手を伸ばしているのはアストン・ビラだ。
 
 渡英したローマのサバティーニSDと8月24日に会談。移籍についての交渉が進められた。
 
 そのローマは同日、かねてから交渉を進めてきたフランス代表左SBリュカ・ディーニュ(パリSG)の獲得を決めた。
 
 形態はレンタル料150万ユーロ(約2億1000万円)、移籍金1650万ユーロ(約23億1000万円)の買い取りオプション付きレンタル。25日にはローマでメディカルチェックが行なわれる見通しだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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