「エムバペの裏切りは、クボのマドリーへの扉を開くか?」怪物の残留が久保建英の去就に影響と現地報道!「マジョルカで期待に応えていないが…」

2022年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すでに行なった決定のいくつかを再考する必要がある」

エムバペ(右)の残留が久保にどんな影響を与えるのか。(C) Getty Images

 パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペが現地時間5月21日、2022年6月末までだった契約を25年まで3年間延長した。

 23歳の怪物は、契約満了となる今シーズン限りでパリSGを退団し、相思相愛だったレアル・マドリーへの移籍が濃厚視されていたが、一転残留となった。

 これを受けて、スペイン紙『MARCA』は「エムバペの裏切りは、クボのレアル・マドリーへの扉を開くか?」と題した記事を掲載。「レアル・マドリーの計画は、エムバペがPSG残留を決定した後、無駄になった。誰もがマドリーにこのランス人選手が来ると思っていたが、すでに行なった決定のいくつかを再考する必要がある」と綴った。

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 記事は、「明らかなのは、マドリーが(エムバペの代わりに)世界最高の選手で補強をするつもりはない。そしてマジョルカに貸し出された後に戻ってくる日本人、タケ・クボがいることだ」と続けている。

「21歳になろうとしている日本人は、マジョルカで期待に応えていない。(ハビエル・)アギーレ監督の就任で彼はレギュラーの座を失った。公式戦たった2ゴールで、3アシスト。彼にとって非常に乏しい成績だ」

「マドリーはそのポジションのために、別の派手なスター選手に投資することを計画していない。クボはバックアッパーの役割になるが、チャンスを得るためのメンバーの座を勝ち取ることはできる」

 ただ、久保はEU圏外選手になるため、ブラジル代表FWのヴィニシウス・ジュニオールがスペイン国籍を取らない限り、「居場所を確保するのは不可能だ」とも指摘。「それができれば、マドリーの扉はまだ日本人に開かれている可能性がある。クボは彼がマドリーに相応しいと示すために爆発する必要がある。エムバペの件は彼にとって良かったかもしれない」と締めくくっている。

 マジョルカでの2年目のローンを終えた久保は、プレシーズンにアピールし、果たしてマドリーで居場所を掴めるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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