「なんて悲しくて美しい瞬間」マンCのウクライナ代表戦士が見せた感動のトロフィーリフトが反響!「心からのリスペクトを」

2022年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

2連覇が決まった後、故郷への思いを表わした

シティの優勝が決まり、涙を流したジンチェンコ。(C)Getty Images

 プレミアリーグの最終節が5月22日に各地で行われ、マンチェスター・シティはアストン・ビラを3-2で逆転勝利。2シーズン連続8度目の戴冠を果たした。

 この試合に後半開始から出場し、チームを活性化させたのがウクライナ代表オレクサンドル・ジンチェンコだ。一時は2点差をつけられたものの、76分からの5分間で逆転に成功したシティにおいて、ロドリが決めた同点弾をアシストするなど小さくない貢献を果たした。

 そのジンチェンコは、試合後の優勝セレモニーに青と黄色のウクライナの国旗をまとって登場。そしてファンの前でトロフィーを掲げる順番が回ってきた際の行動が、大きな反響を呼んでいる。
【動画】ジンチェンコがトロフィーに国旗を巻き付け涙…その姿にサポーターが応えたシーン
 ジンチェンコは他の選手のようにトロフィーを掲げるのではなく、フィールドに静かに置き、ウクライナの国旗を巻き付けた。母国はロシアの軍事侵攻を受け、戦場と化している。そんな故郷を常に思いやり、行動に移してきた25歳は、国旗をまとったトロフィーを見つめると、嗚咽を抑えきれずに口元を覆った。

 その姿に、現地サポーターからは大歓声と大きな拍手、そしてチャントが送られた。また、ジャック・グリーリッシュら同僚たちもジンチェンコを抱擁し、「君は最高の仕事をした」「本当によくやったよ」と声かけて労っている。

 また、この動画が公開されると、「NO WAR。祈りが通じますように」「なんて悲しくて美しい瞬間なんだろう」「ジンチェンコに心からのリスペクトを」「君の働きがなければ優勝はなかった。頑張ってくれてありがとう」といった声が寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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