「見捨てるのか?」元福岡のペッキア監督、クレモネーゼをセリエA昇格に導くもまさかの電撃辞任に衝撃!後任にはピルロやインザーギが浮上

2022年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督ありがとう。今後の経験の幸運を祈る」

かつて福岡も指揮したペッキア監督の退任が話題となっている。(C)Getty Images

 26年ぶりの1部という晴れの舞台に立たずして、去ることを選んだのはなぜなのだろうか。

 今シーズンのセリエBを2位で終え、来季のA昇格を果たしたクレモネーゼのファビオ・ペッキア監督が、5月21日に辞任を表明した。イタリア・メディアは「驚きの退任」と報じている。

 かつてアビスパ福岡で指揮を執ったペッキア監督は、クラブが公式サイトに掲載した文章で「誰しも人生において心の奥底の声に耳を傾け、選択する必要があると気づく瞬間がある。たとえ難しく、想定外に思われるかもしれない決断を下したときでもだ」と明かした。

「私は冷静に、感謝しつつ、クレモネーゼを去ると決めた。まずは、私の気持ちをとことん理解し、やむなくではあるが、プロとして積み上げてきたこの素晴らしい経験を、セリエA昇格をもって終わらせたいという私の個人的な希望を了承してくれた会長に感謝している」

「サッカーにおける夢が実現したという力強さ、素晴らしかった1シーズン半の強烈さ、持てる力以上のすべてをピッチに注いだという自覚から、私は新たなエネルギーに譲りつつ、クレモのベンチを去るという決断に至った」

「終わったばかりの素晴らしい道のり、選手たちの継続的な進化、26年間待ち続けた目標を達成し、クレモの歴史に重要な1ページを記した誇りと喜びでいっぱいの気持ちで私は去る」

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 これを受け、「ペッキア・ショック」と伝えた地元紙『La Provincia di Cremona』によると、ファンからは以下のような声が上がっているようだ。

「ウディネーゼか?」
「監督ありがとう。今後の経験の幸運を祈る」
「残留の可能性がある争いができるほどのスカッドが保証されなかったんじゃないか」
「こんなふうに見捨てるのか?突然?とにかく、ありがとう!素晴らしい監督だった!」
「勝者として退陣!クレモを26年ぶりのAに導き…。監督、素晴らしい。ありがとう。幸運を!」

 なお、『Gazzetta dello Sport』紙によると、ペッキア監督は以前から退任を検討していたとのこと。後任には元ユベントスのアンドレア・ピルロや元ミランのフィリッポ・インザーギ、レオナルド・センプリチ、ロランド・マラン、ロベルト・ダベルサといった指揮官たちの名前が挙がっている。

 来シーズン、セリエAでクレモネーゼを率いるのは誰になるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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