今シーズン限りでのパリ・サンジェルマン退団が決まっているアンヘル・ディ・マリアが、同クラブと2025年までの契約延長を決めたキリアン・エムバペについて語った。スペイン紙『AS』が伝えている。

　現地時間５月21日に開催されたリーグ・アン最終節で、王者パリSGはメスとホームで対戦。レアル・マドリー行きが濃厚視されながら、直前に急転直下の残留を発表したエムバペの圧巻のハットトリックと、ディ・マリアの惜別弾などで、５―０と大勝を収めた。
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　有終の美を飾ったディ・マリアは、その試合後に渦中のエムバペに言及。再び契約満了のタイミングを迎える３年後に、自身もプレーしたマドリーへ移籍する可能性について、こう語っている。

「エムバペが2025年にマドリーへ？僕は何も分からないよ。まあマドリーの人々の心境は複雑で、ベルナベウの情勢は難しいけど、彼には彼らを納得させる才能がある」
 

　今回の選択に関しては「正しい決断をしたと思う」とフォロー。マドリディスタはじめ、世界中のサッカーファンから厳しい声が飛ぶなか、後輩の背中を押している。

「彼はまだ若い。マドリーに行く時間もあるし、どこでも臨むところに行く時間もある。新たに３年しか契約していないし、（次の契約満了時は）26歳と、前途有望だ。彼は歴史を作るのが好きだし、ここで歴史を作り続けるだろう。200ゴールまであと少しだ」

　ハイペースでゴールを量産するフランス代表FWは、在籍５年で171ゴールをマーク。200ゴールで、クラブ歴代１位のエディソン・カバーニ（現マンチェスター・ユナイテッド）に次ぐ２位につけている。

　１位浮上は通過点に過ぎないだろう。来シーズン以降も母国に留まることを選んだスーパースターは、今後どこまでその数字を伸ばすか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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