【セルジオ越後】サプライズなし。6月シリーズも相変わらずの“森保ジャパン”で挑む。代わりばえしないのは選手層が薄いから?

2022年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

仮想“死の組”とイメージして、そこを勝ち抜けるか、と期待して

6月シリーズの代表メンバーが発表。サプライズはなく、相変わらずの“森保ジャパン”の面子が揃ったね。(C)Getty Images

 6月シリーズに挑む日本代表メンバーが発表されたね。

 怪我やコンディションに問題がありそうな選手が外れたぐらいで、いつもより人数は多いけど、ほぼ不動のメンバーだ。鎌田や堂安が復帰したけど、サプライズはない。

 相変わらずの"森保ジャパン"の顔触れだね。全日本ではない。そもそも、チーム名に監督の名前を付けることに違和感があるよ。クラブチームならまだしも、ナショナルチームだよ? おかしな文化だよ。

 代わりばえのしない面子で、いろんな意見があるかもしれない。もっとも、森保監督が選びたくても、その候補となる選手がいないのかもしれない。代えないのではなくて、"代えられない"。今の日本は競争力に乏しいというか、層が薄いという見方もできる。

 6月シリーズでは、キリンチャレンジカップでパラグアイとブラジル、キリンカップサッカーではガーナと、チリかチュニジアと対戦する。

 招集メンバーだけでなく、スタメンもあまりいじらないのではないか。GKは権田、左SBは長友か中山か、中盤は遠藤、守田、田中、攻撃陣は伊東や南野、トップ下は鎌田かな。大方予想はできる。それで途中から原口や三笘、堂安らを投入する。ドラスティックな変化はなさそうだね。
 
 ただ、それが悪いというわけではない。最悪のパターンは、今回の4連戦で、選手たちに経験を積ませたいということで、試合によってメンバーをコロコロと変えることだ。不動のメンバーを揃えておきながら、そんなことをするようでは、いったい森保監督はこれまで何を見てきたのか、という話になる。

 本番の23人、拡大されれば26人の選手は今回の招集メンバーが軸になるだろうし、だからこそ、この6月シリーズを上手く活用してほしい。

 相手は南米とアフリカのチーム。ワールドカップ本番では、ドイツ、スペイン、コスタリカかニュージーランドのプレーオフ勝者との対戦だから、シミュレーションにはならないかもしれないけど、ブラジルはもちろん、その他の国も簡単な相手ではない。

 仮想"死の組"とイメージして、そこを勝ち抜けるか、と期待しながら見れば、6月シリーズはより楽しめるのではないかな。

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