リバプールのユルゲン・クロップ監督が、去就が世界中で注目を集めているキリアン・エムバペについて語った。地元紙『Liverpool Echo』が伝えている。

　23歳のフランス代表FWは、来月末までとなっているパリ・サンジェルマンとの契約をいまだ延長していない。かねてより相思相愛で、代表でコンビを組むカリム・ベンゼマも在籍するレアル・マドリーへの移籍が濃厚視されているが、残留の可能性がなくなったわけではない。

　そんななか、クロップ監督は現地時間５月17日に行なわれるサウサンプトン戦（プレミアリーグ第37節）の前日会見で、エムバペに言及。「我々は（エムバペの交渉に）関わることになるだろうか？いや」と、争奪戦には不参加の姿勢を明かしている。
 

「もちろん、我々はキリアン・エムバペに興味を持っているし、盲目ではないよ！私たちは彼が好きだし、もし嫌いなら自分自身を疑わなければならない。しかし、このような戦いに参加することはできない。他のクラブが関わっているに違いないし、それでいいんだ。彼は偉大な選手だ」

　以前はエムバペへの関心が囁かれていたリバプールは、いまや質・量ともに世界屈指のアタッカー陣を擁している。クロップ監督も、マドリーに行くのか、パリSGに残留するのか、客観的に見守っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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