「カメラの前で説明を」アルテタの審判批判に闘将コンテが噛みつく!「彼はよく文句を言う。自分の仕事に集中すべき」

2022年05月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「思っていることを言ったら、6か月のベンチ入り停止処分になる」

審判批判の止まらないアルテタ(左)に苦言を呈したコンテ(右)。(C)Getty Images

 トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、アーセナルのミケル・アルテタ監督の審判批判に噛みついた。英公共放送『BBC』が伝えている。

 現地時間5月12日に開催されたプレミアリーグ第22節の延期分で、冨安健洋が所属する4位のアーセナル(勝点66)は、5位のトッテナム(同62)と敵地で対戦した。

 このノースロンドン・ダービーに勝てば、6シーズンぶりのチャンピオンズ・リーグ出場が決まるところだったが、22分に際どいファウルでPKを与え、ハリー・ケインに先制点を許す。

 さらに33分にはロブ・ホールディングが、ソン・フンミンの顔面に肘を入れるような形で倒し、この日2枚目のイエローカードで退場となってしまう。冨安らチームメイトは激しく抗議するも、判定が変わることはなかった。

 数的不利を強いられたアウェーチームは結局、37分にケイン、47分にソン・フンミンに追加点を奪われ、0―3の完敗で大一番を落とした。

 アルテタ監督は、審判について尋ねられると、「もし私が思っていることを言ったら、6か月のベンチ入り停止処分になる」と、怒りを噛み殺している。

「私は嘘をつく方法を知らないので、思ったことを口にしない方がいい。選手たちに不満はないんだ。選手たちを誇りに思っている。レフェリーはカメラの前に出てきて、自分の判定を説明してほしい。あんなに美しいゲームが壊されたのだから、残念だ」
【動画】アーセナル指揮官は判定に不満大爆発!トッテナムの完勝に終わった大一番をチェック!
 一方、コンテ監督は、判定に意見を加えることを避けたが、「彼はよく文句を言う」と、敵将へは遠慮がなかった。

「彼はチームや、自分の仕事にもっと集中しなければならない。誰かがいつも文句を言っているのを聞くのは、あまり良いことではないね。(7日の)リバプール戦で、私がファビーニョやすべてのファウルに文句を言っているのを聞いたか?彼が望むなら私のアドバイスを受けることができるが、そうでないなら私は気にしない。

 まだ仕事を始めたばかりなんだから、文句を言わないようにしないと。落ち着いて仕事を続けなければならない。コーチの文句なんて度々聞いてられない」

 直接対決に敗れ、トッテナムとの勝点差はわずか1に。40歳の若き指揮官が率いるアーセナルは、52歳の闘将の下、食い下がる宿敵から逃げ切れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】アーセナルDFの肘打ちに顔面を抑えて倒れ込むソン・フンミン

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