INAC神戸レオネッサのWEリーグ優勝が決まった。

　５月８日に開催された第20節で、I神戸は敵地でノジマステラ神奈川相模原と対戦。引き分け以上で優勝が決まる一戦で、８分に幸先良く先制点を奪う。GK山下杏也加のロングフィードに抜け出した田中美南が、正確な左足シュートでネットを揺らす。

　リードを得たI神戸は、追加点を狙いに行く姿勢を見せながら、自陣に攻め込まれれば高い集中力で相手の攻撃をはね返していく。前半は１－０で折り返す。

　迎えた後半、52分にN相模原の松本茉奈加に決定的な場面を作られるが、これはGK山下がストップ。やや劣勢を強いられるなか、守護神の奮闘が光る。

　そして70分、欲しかった追加点を奪取。相手のクリアボールを拾った成宮唯のお膳立てから、田中が右足を振り抜いてネットを揺らす。その２分後には成宮が３点目をゲット。
 

　その後は危なげないゲーム運びを見せたI神戸が３－０で完勝。この結果、残り２試合で２位・三菱重工浦和レッズレディースとの勝点差は９となり、リーグ優勝が確定した。

　昨年９月にスタートしたWEリーグで、I神戸は開幕８連勝を飾るなど、首位を独走。ここまで18試合を消化して15勝２分１敗。盤石の強さで悲願のタイトルを勝ち取った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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