リバプールのユルゲン・クロップ監督が、現地時間５月７日に行なわれるプレミアリーグ第36節トッテナム戦を前に取材に対応。レアル・マドリーが、マンチェスター・シティ相手に起こした大逆転劇について語った。スペイン紙『AS』が伝えている。

　４日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）準決勝の第２レグで、マドリーはシティとホームで対戦。90分の時点で２戦合計３―５と、絶体絶命の状況にあったが、そこからロドリゴの２発で追いつくと、延長戦に入ってカリム・ベンゼマがPKで勝ち越し点を奪取。劇的な展開で、リバプールが待つ決勝へ駒を進めた。
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　クロップ監督は、「シティにとっては奇妙で不運なことだったが、マドリーがやったことは信じがたい」と、その執念を称えている。

「パリ・サンジェルマン、チェルシー、シティを相手に突破したんだ。この３チームを破れば、間違いなく決勝に進める。（うちとの決勝は）素晴らしいゲームになるだろう」
 

　スペインの雄とは、2017-18シーズンのCL決勝でも対戦。その際は１―３で敗れ、目の前で前人未到の３連覇を許した。リバプールは翌シーズンも決勝に勝ち進み、トッテナムとのイングランド勢対決を２―０でモノにしたが、真のリベンジは今回の一戦に勝ってこそだ。

「2018年に決勝で負けたとき、私の中での解決策は翌年も彼らと決勝を戦うことだったが、相手はトッテナムだった。今回の対戦は運命のようだ」

　お返しとばかりに、リバプールはマドリーの目の前で４冠を達成できるか。そのためにもリーグカップに続き、FAカップとプレミアリーグも制し、リーチをかけた状態で28日の最終決戦に臨みたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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