またしても異彩を放ったのが、レアル・マドリーのフベニールA（U-19）に所属するMF中井卓大だ。

　日本が誇る18歳の俊英は、今月13日に行なわれたベティスとのコパ・デル・レイ（スペイン国王杯）フベニール準決勝で圧巻のFKを叩き込み、５-０の大勝に貢献。さらに、16日のエスパニョールとのファイナルでも、１-１で迎えた延長戦で決勝点となるゴラッソを叩き込んだ。

　戴冠の立役者となった中井が再びそのポテンシャルを発揮したのが、24日に開催されたフベニールAリーグ第30節のバジャドリー戦だ。

【動画】GKは反応できず！中井卓大が準決勝で決めた衝撃の25メートルFK弾！

　途中出場でピッチに立つと、１-２のビハインドで迎えた後半アディショナルタイム２分、左サイドから推進力のあるドリブルで一気に持ち上がり、ペナルティエリア手前で左サイドのピリへパス。ピリのクロスをゲレーロが頭で合わせ、劇的な同点弾となった。

【動画】両足のタッチで独走ドリブル→視野の広さを活かしたプレアシスト！マドリー中井が劇的同点弾をお膳立て！

　残り15分で２点差を追いついたフベニールAを、マドリーのカンテラ（下部組織）の情報を日々発信している『Real Madrid Fabrica』は、「素晴らしいカムバック」「良い試合ではなかったが、死にかけているところからドローに持ち込むことができた」と称えている。

　その同点劇を演出した中井。またしても眩い輝きを放った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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