コーチの”暴行疑惑”に揺れる秀岳館高校サッカー部、ツイッターで生徒自らが謝罪&釈明動画を公開「事実と異なる点がある」

2022年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誹謗中傷を受け、サッカー部は苦しんでいます」

暴行疑惑に生徒たちが自ら釈明。 (C)SOCCER DIGEST

 4月22日、熊本県・八代市の秀岳館高校のサッカー部におけるコーチの部員への暴行疑惑について、同サッカー部の公式とされるツイッターアカウントが動画を公開した。

 先日、SNS上で同サッカー部の男性コーチが部員に対して殴る、蹴るなどの暴行を加えている動画が拡散され、大きな波紋を広げていた。

 今回、22日に公開された2分20秒の動画において、発言しているのはサッカー部の生徒のみのようだ。生徒たちが2列に並び、まずキャプテンが「今回の件でお騒がせしてしまい、本当に申し訳ありません。今、世間に広がっている情報には事実と異なる点があるのでお話させていただきます」と発言。そして投稿したこの動画を拡散してほしいと述べた。

 続いて当事者であるという生徒が「本当のことを説明するために、皆に協力してもらい集まってもらいました」と切り出し、「学校から帰り、寮の鍵がなかなか開かず、感情的になり、コーチを馬鹿にするような発言をしたのが今回の原因です」と経緯を明かし、「また、SNSなどで暴力が日常茶飯事と書いてありましたが、それは違います」と語った。

 そして、該当の動画を編集し、拡散したという2人の生徒も口を開いている。
 
「監督に相談することを考えていましたが、感情的になってしまい、SNSに投稿してしまいました。それにより事実と異なることがマスコミに報道されてしまいました」「そのため、自分たちの仲間たちがたくさんの誹謗中傷にあっています。正直ここまで大きなことになるとは思っていませんでした。たくさんの人に迷惑を掛けてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 最後には再びキャプテンが「今回の件で、保護者の皆さま、特に1年生の保護者の皆様にはご心配をおかけしました。本当に申し訳ございませんでした。今、話したことがすべての事実になります」と述べ、このように語った。

「ですが、SNSなどでは毎日のように暴行が行なわれているなどと誹謗中傷を受け、それにより、サッカー部は苦しんでいます。また、必要以上に報道陣の方々が集まってきていることで、不安や恐怖を抱えている生徒もいます。これから僕たちサッカー部は、サッカーを通じて信頼回復に励んでいきます。これから自分たちが成長し、未来を変えるために、一致団結してサッカーに取り組む姿を見ていただければ幸いです。よろしくお願いします」

 また、この投稿にはハッシュタグで「#秀岳館高校 #しゅうがくかん #サッカー #熊本 #熊本県 #高校 #拡散希望  #拡散」といった文字が並んでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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