プレミアリーグのウェストハムに所属するフランス代表DFクルト・ズマの出廷日が５月24日に決まったようだ。英紙『The Mirror』など複数のメディアが報じている。

　ズマは２月上旬に、兄のヨアンが『snapchat』に投稿した動画によって愛猫２匹への虐待が明らかに。動画内では猫を蹴飛ばし、追い回すほかに、平手打ちや靴を投げつけるなどの実態が認められ、英国動物虐待防止協会（RSCPA）がすぐさま愛猫を保護。ズマ兄弟を起訴するという声明が発表されていた。

　ウェストハムは罰金処分を課したものの、その後もズマはデイビッド・モイーズ監督のもとで試合に出場。しかし、サポーターからの風当たりは強く、対戦相手のサポーターからブーイングを浴びせられることもあった。さらにはズマ自身、４月10日に足首を痛め、現在は戦列を離れている。
 

　そんななか、所属クラブのウェストハムは今シーズンのヨーロッパリーグでベスト４に進出し、準決勝では長谷部誠、鎌田大地が所属するフランクフルトと対戦。４月28日にホームで、５月５日にアウェーでのゲームが予定されている。

　モイーズ監督はかねてから「チームにとって彼の欠場は大きな痛手。彼が戻ってくるのを待ちかねている」とコメントするなど、ズマには小さくない信頼を置いている。ただし、チームが５月18日に行なわれるEL決勝に駒を進めた場合は、その６日後にズマは裁判所で証言するというスケジュールになる。

　英紙『The Sun』は「クラブにとって最も重要な試合のあとに、望まぬ気晴らしが待ち構えていることになる。出廷するのはパーキングサイド判事裁判所の予定」と綴っている。また、兄のヨアンとともに出廷するのかは、現時点では明らかになっていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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