今季出場4試合の遠藤渓太にウニオン指揮官がかけた言葉とは? 「確かに不運でもある」と同情も

2022年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「重要なのはこの調子を維持すること」

遠藤はシーズン終盤で存在感を示せるか。(C)Getty Images

 ウニオン・ベルリンのウルス・フィッシャー監督が、現地時間4月20日に行なわれるDFBカップ準決勝、RBライプツィヒ戦を前に記者会見に出席。厳しい時を過ごす遠藤渓太について語った。現地メディア『Ligainsider』が報じている。

 遠藤は、昨夏に横浜F・マリノスから期限付き移籍。海外挑戦1年目は公式戦17試合に出場し、初先発となったビーレフェルト戦では初ゴールもマークした。しかし、完全移籍となり、原口元気も加入した今シーズンは、全て途中からの4試合の出場に留まり、いまだノーゴールだ。
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 直近8試合は怪我の影響でベンチにも入れていないが、すでに全体練習に合流しており、復帰への道筋は立っているようだ。

「(故障が)4週間続き、その間はトレーニングができなかった。彼は今、復帰に向けて戦っていて、10日ほど前からはチームのトレーニングにフルで参加している」

 そのうえで「本当によくやっている」と、賛辞を寄せたスイス人指揮官は、遠藤にかけたという言葉を明かした。
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「つい1、2日前にも、ポジティブでいようと話したんだ。ラインナップに戻るための準備をすること。彼は(復帰に)近付いてきている。重要なのはこの調子を維持することだ」

 ただ、ウィングを主戦場とする24歳の前には、システムの問題が立ちはだかる。ウニオンは3―5―2を用いており、得意とするサイドハーフやウイングは存在しないのだ。フィッシャー監督は「システム上、確かに不運でもある」と同情する一方で、日本人アタッカーが必死に活路を見いだそうとしていることを伝えた。

「彼はトレーニングで時折、8番(インサイドハーフ)でプレーしている。可能性のあるポジションを見つけようとしているんだ」

 Jリーグではサイドアタッカーとして鳴らした遠藤は、ブンデスリーガで新境地開拓となるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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