「もう私がいたクラブではない」マンUのレジェンドOBキーン、リバプールに惨敗の古巣に呆れ「心も魂もリーダーもない」

2022年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誰もが退団したがっている」

「もはや怒りもない」と古巣に呆れ果てたキーン氏。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのOBロイ・キーン氏が、あまりに不甲斐ない古巣について語った。英衛星放送『Sky Sports』が伝えている。

 現地時間4月19日に開催されたプレミアリーグ第30節で、5位のマンチェスター・ユナイテッドは、2位のリバプールと敵地で対戦。開始5分で先制を許すと、その後も失点を重ね、0―5で敗れた前回対戦に続き、0―4でまたも屈辱の大敗を喫した。
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 かつてレッドデビルズで7度のプレミアリーグ優勝と、チャンピオンズ・リーグ制覇も成し遂げたキーン氏は、もはや怒りすらないようだ。

「シーズン序盤は怒りに満ちていたが、今は悲しい。今日のチームを見ると、心も魂もリーダーもなく、真のクオリティに欠けている。もう私がいたクラブではないよ。自分プレーしていた頃のユナイテッドがどうであったかを反映していない」
 
 50歳のレジェンドは、「(ブライアン)ロブソン、(スティーブ)ブルース、(ガリー)パリスター、(デイビッド)ベッカム、(ライアン)ギグス、(ニッキー)バット…。みんな素晴らしい仲間たちだった。我々は毎週勝てたわけではないが、試合前に周りを見渡すと、誰もが『このクラブのために全てを捧げよう』と思うだろう」と、現役時代を回想。あまりにかけ離れた現在のチーム状況を嘆いている。

「このチームには好感も持てないし、魂も感じられない。選手にとってインタビューに答えるのが難しいのはわかるが、とてもロボット的で、感情がない。

 こんなに多くの選手がユナイテッドを去りたいだなんて聞いたことはないよ。私がプレーしていた頃は、売られるかもしれない、出されるかもしれないと恐れていたものだ。今は、誰もがそのドアから出ていきたがっている」

 スピリットが失われつつある今、血の入れ替えが必要不可欠なのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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