「私たちの6年先を行っている」マンU指揮官がリバプールとの圧倒的な差に嘆き「完全に失望したし、屈辱的だ」

2022年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

2戦合計0-9と惨敗

ラングニック監督が、アンフィールドでの大敗を振り返った。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのラルフ・ラングニック監督が、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権獲得が遠のく、手痛い大敗を振り返った。英紙『The Sun』が伝えている。

 現地時間4月19日に開催された延期分のプレミアリーグ第30節で、5位のマンチェスター・ユナイテッド(勝点54)は、すでに戴冠を果たしたリーグカップと、FAカップ、CLを合わせ、前人未到の4冠を目指す2位のリバプール(同73)と敵地で対戦した。

 0―5とホームで歴史的惨敗を喫した前回対戦の借りを返したいところだったが、この日も開始5分で先制を許すと、その後も22分、68分、85分と失点。攻撃陣も頼みのクリスチアーノ・ロナウドが生まれたばかりの男児が死去した影響で欠場するなか、全く振るわず。リベンジどころか、0―4で返り討ちに遭った。
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 試合後、ラングニック監督は「恥ずかしい。完全に失望したし、屈辱的だ」と厳しい言葉を並べている。

「後半の最初の25分間は、我々の方が良いプレーをしていた。前半よりいいプレーをするのは難しいことではない。カウンターアタックをする場面がかなりあったが、そこから何かを生み出すことはできなかった。3点目を取られた時点で試合は終わっていたんだ」
 
 オレ・グンナー・スールシャールの解任を受け、今シーズン途中に緊急登板したドイツ人指揮官は、同胞のユルゲン・クロップ監督が率いて7年目を迎えるリバプールと、自軍の差にも言及。「彼らが私たちの6年先を行っていることを受け入れるしかない」と、率直に語っている。

「(今夜の)リバプールのスカッドと6年前にユルゲンが引き継いだものを比較すると、彼の最初のシーズンは8位で終わっていた。これは今の自分たちとほぼ同じ位置だ。このチームが再建される必要があることは明らかだ」

 ポール・ポグバはわずか10分で負傷し、1枚目の交代カードを切ることが余儀なくされた。ラングニック監督は「これはいくつかの疑問を生じさせる」と、選手の耐性も問題視している。

「1つの大会しか戦っていないのに、7、8人の選手が怪我で欠場している。全くもって嬉しくない。リバプールは4大会でプレーしているが、誰も怪我をしていない。これは、どのようにトレーニングし、何をし、どのような対策で完全な状態に回復させるかということにも関係している」

 残るは5試合で、引き続き5位のアーセナル、3位のチェルシーと、難敵とのビッグマッチが控えている。ユナイテッドは意地を見せ、トップ4入りの望みを繋げるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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