ウクライナ2部クラブの14選手が母国軍に入隊。「地域リーグからプロに選手を連れて行くようなものだが…」

2022年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「足手まといになる恐れがあったが…

ウクライナ2部プリカルパッティアから14人の選手が戦闘に加わることになった。(C)Getty Images

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まり、まもなく2か月が経とうとしている。ロシア軍はウクライナ東部に兵力を集中させており、総攻撃が近いと見られている。

 そんななか、驚きのニュースが飛び込んできた。ウクライナのメディア『sport』によれば、ウクライナ2部のイバノ=フランコフスク・プリカルパッティアの14人の選手とコーチ陣が、ウクライナ軍に加わったという。
 
 その中のひとり、28歳のMFヴァシル・ツスユツスユラは「奉仕することへの恐れはなかったが、足手まといになることへの恐れがあった。ここにはプロ(兵士)がいるからだ」と語り、こう続けている。

「それは地域リーグからプロチームにサッカー選手を連れて行くようなものだ。何もできない選手をね。だけど、軍隊の隊員が来て、僕たちが準備することを説明し、武器の使い方や戦う方法、ウクライナを守る方法の基本的なことを教えてくれるだろう」

 同じチームから14人もの選手が軍隊に加わるというのは異例だ。彼らが、再びピッチで共闘できることを祈りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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