「途中出場で立て続けにやらかした」失点に絡んだ吉田麻也に伊メディアが辛辣評価 「センセーショナルなミス」

2022年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「悪夢のような30分」「壊滅的だった」

序列の低下が指摘されている吉田。途中出場でアピールするチャンスだったが…。(C)Getty Images

 3試合ぶりの実質的な出場機会は、悪夢のような結果となった。

 4月11日のセリエA第32節、サンプドリアは敵地でボローニャに0-2と敗れた。吉田麻也は60分から途中出場したが、失点に絡んだことで酷評されている。

 負傷で1か月半ほど戦列を離脱し、2月末に復帰した吉田だが、チームが9失点して3連敗したこともあり、3月20日のヴェネツィア戦で先発落ち。シーズン途中に就任したマルコ・ジャンパオロ監督と以前も仕事した経験を持つアレックス・フェラーリにスタメンの座を奪われた。

 2試合連続で終了間際の交代要員となった吉田は、ボローニャ戦で3試合連続のベンチスタートになったが、そのフェラーリとの交代で60分から出場。だが、直後にチームはマルコ・アルナウトビッチの先制点を許した。

 すると76分には、吉田がクロスボールのクリアを失敗。こぼれ球をアルナウトビッチに拾われ、そのまま追加点を献上してしまう。2点差とされたサンプドリアは、ローマに0-1で敗れた前節に続き、2試合連続の無得点で連敗した。

【動画】「センセーショナルなミス」現地メディアが酷評した吉田の痛恨ミス
 イタリア衛星放送『Sky Sport』は、及第点となる6点を吉田につけたが、大方の評価は手厳しい。大半がチームワーストないしチームワーストタイの採点となった。

 5点の『calciomercato.com』でも、「ヨシダ崩壊」「試合にネガティブなインパクトを与えた」と批判。『Sport Mediaset』や『EUROSPORT』は4.5点としている。後者は「壊滅的だった」とこき下ろした。

「先制点の場面ではアルナウトビッチをマークせず、2点目の場面ではセンセーショナルなミス。悪夢のような30分だった」

 4点とさらに厳しく採点したメディアでも、吉田への厳しい言葉が相次いだ。『Gazzetta dello Sport』紙は「最悪のスタートでアルナウトビッチの先制点の場面で間違え、さらにミスを繰り返した」と酷評。専門サイト『SAMPNEWS24』も「途中出場で立て続けにやらかした」と批判している。

『TUTTOmercatoWEB』も「日本人CBの投入は災難をもたらした。まず試合の均衡を破った守備のへまに参加。アルナウトビッチの2点目のクロスはセンセーショナルだった」と報じている。

 その『TUTTOmercatoWEB』によると、ジャンパオロ監督は「フェラーリは素晴らしい試合をしていたが、問題を抱えた。DFがいきなり入るのは難しい。ヨシダは不運でもあった」と述べた。

「いずれにしても、個人については話したくない。いくつかのエピソードに左右された。ただ、そのときまではチームは私が就任してからベストの試合をしていた」

 この日のパフォーマンスは、守備陣における吉田の序列をさらに下げることになってしまったのか。現行契約が今季で満了する日本代表主将の今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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