「UEFAの決定にショックを受けている」ノルウェー王者、ローマのコーチと衝突した指揮官への“一時停止処分”に不満!「我々は上訴する」

2022年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ローマはフェイクをメディアに浴びせている」

正当防衛を主張したクヌートセン監督だったが…。(C) Getty Images

 ノルウェー王者ボデ/グリムトは先日、ローマが「フェイク」を拡散していると非難した。一部始終が分かる動画をUEFAが保有しており、公開すべきと訴えていた。

 問題が発生したのは、4月7日に行なわれたヨーロッパカンファレンスリーグ準々決勝の第1レグ、ホームのボデ/グリムトがローマに3-1と勝利した試合だ。

 試合終了後、ローマの主将ロレンツォ・ペッレグリーニは、ボデ/グリムトのヒェティル・クヌートセン監督が、ローマのGKコーチであるヌーノ・サントスを攻撃したと明かし、「恥ずべき。ローマ、スタッフ、大会そのものに対する侮辱」と非難した。

 だが、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ボデ/グリムトはクヌートセン監督がサントスを叩いたことを認めつつ、正当防衛と主張した。声明で「スポーツマンシップに反する振る舞いを隠そうと、ローマはフェイクをメディアに浴びせている」と反論した。

「ボデ/グリムトは、ローマ側の人間のクヌートセンに対する攻撃を映した動画があることを知っている。クラブがこの動画を見た。UEFAが保有するこの動画を公に見られるようにすることを求める」

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 また、クヌートセン監督は「すべてはトンネル内での私に対する肉体的攻撃に至る。私は肉体的に攻撃された。首をつかまれ、壁に押しつけられた。それで私が自分を守らなければいけなかったのは当然だ」と主張している。

 UEFAは11日、クヌートセン監督とサントス・コーチの双方に対し、「懲戒委員会の決定が出るまで、一時的に試合に参加することを停止する」処分を発表。この決定に、ボデ/グリムト側は不満を訴えている。

「UEFAの決定に驚き、ショックを受けている。我々は上訴し、夜通しでそれに取り組む。それ以外に、現在コメントはありません」

 14日にローマで行われる第2レグで、クヌートセン監督は指揮を執れなくなるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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