反響を呼んでいるのが、セリエC（イタリア３部）で生まれたスーパーゴールだ。

　４月９日に開催されたグループBの第36節、モデナとイモレーゼが前者のホームで対戦した一戦で、驚きのゴールが生まれたのは、１-１で突入した後半アディショナルタイムの１分だった。

　モデナのイタリア人GKリッカルド・ガーニョが、自陣のペナルティエリアを出たところから、前線にフィード。グングン伸びたボールは、敵陣のペナルティアークあたりでバウンドすると、大きく跳ね上がって、前に出ていた相手守護神の頭上を越え、なんとゴールに吸い込まれたのだ。

　この信じられない劇的決勝弾に、モデナ陣営とスタンドのファンは興奮の坩堝と化した。
 

　距離にして80メートル以上はあるだろう驚きの長距離弾を各国メディアも驚きをもって報道。英紙『Daily Mail』は「24歳のGKガーニョは、自陣のペナルティエリアのすぐ外から信じられないゴールを決めた。91分に狂気の瞬間が起こった。跳ね上がるとは、誰も予想していなかった」と伝えた。

　また、スペインの『AS』紙が「91分にゴールキーパーによる最もクレイジーなゴール。それはコーナーからではない！」と伝えれば、『Mundo Deportivo』紙は「見たことがない！端から端へ、そして終了間際のゴールキーパーによる得点」と報じている。

　現在グループBの首位を走るモデナにとっては、セリエB昇格に向け、貴重な勝点３を呼び込む驚きのゴールだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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