日本サッカー界のご意見番・セルジオ越後氏が自身のYouTubeチャンネル『蹴球越後屋』に最新コンテンツを投稿。元日本代表の播戸竜二氏をゲストに迎え、カタール・ワールドカップに挑む日本代表へ推薦したいFWについてトークした。

　日本代表は３月29日、アジア最終予選の最終節でベトナム代表と対戦。相手に先制されるも、54分に吉田麻也が同点ゴールを挙げ、１－１のドローに終わった。

　播戸氏はこの試合でFWが結果を出せなかったことに触れ、「FWが点を取らないといけないサッカーではなくなってきた風潮がある」と持論を展開した。

「（日本はFWに対して）ポストプレーや起点になるプレーでOKみたいな感じになってしまっている。ベトナム戦でもFWが決められなかったけど、あまり批判されていない。『FWは点を取るのが仕事でしょ』というのをサポーターも含めて僕たちが強くプレッシャーをかけて、彼らが点を取らないと生き残れない状況を周りが作っていくのも必要だと思う」
 

　そのうえで越後氏は、日本代表に呼んでほしいFWとして、鈴木優磨（鹿島）の名を挙げ、「負けず嫌いの塊で実績があるし、（シント＝トロイデン時代に）ベルギーでも結構点を取った。鹿島に帰ってから何試合か観たけどやっぱりいいね」と絶賛した。

　播戸氏が鈴木について、「なんで（代表に）呼ばれないんですか？」と問うと、越後氏は「ちょっと変わっていて、厳しいことを口にするタイプで大久保（嘉人）っぽい。あのタイプを日本は嫌うじゃない？」と見解。そしてこう続けた。

「（鈴木の）良いところを僕らがメディアで言って、推さないといけない。誰も言わないんだよね。面白いなと思うし、W杯で見たい。チャンスをあげてほしい」

　鹿島で奮闘を続ける25歳のストライカーは今後、代表の舞台でも飛躍を遂げることができるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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