浦和・犬飼智也の思わず息をのむ華麗な縦パスに注目が集まっている。

　浦和は４月２日、J１リーグ第６節で札幌と対戦し、１-１のドロー。この試合で脚光を浴びているのが21分のシーンだ。最終ラインでバックパスを受けた犬飼が、下がってきた味方に横パスを出すと見せかけ、縦に鋭いボールを供給した。

　ノールックのような顔と身体の向きから、相手の意表を突いて右足で放たれたグラウンダーのパスは、中盤で構えていた柴戸海の足もとに見事に収まった。そこから柴戸がドリブルで持ち上がりDFの裏へスルーパスを出すも、反応した馬渡和彰はオフサイドの判定に。得点には繋がらなかったが、犬飼のパスがチームにチャンスをもたらした。
 

　この場面を切り取った動画をJリーグが公式YouTubeチャンネルで、「誰もが騙された！ 犬飼の絶品パス」と題して投稿。これには、「かなりセンス抜群」「このパスは神パス」「視野広いなー」「CBらしくないパス好き」「すっごい気持ちいい」など、ファンから称賛の声が寄せられている。

　犬飼はこの試合で上々のパフォーマンスを見せていたが、後半アディショナルタイムに負傷交代。クラブからは左膝蓋骨骨折、及び膝蓋腱部分断裂で全治まで６か月を要すると発表され、長期離脱を余儀なくされている。

　コメント欄にはパスを絶賛する反応のほかに、「早く復帰できますように」「早く復帰して元気な姿みしてな！」といった早期復帰を願う温かい声もあった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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