「一瞬で心が折れた」今野泰幸がプロ1年目を回想。救いとなった札幌時代の恩師・岡田武史からのアドバイスとは?

2022年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡田監督の退任は「見捨てられたと思った」

今野が鈴木氏のYouTubeチャンネルに出演。札幌でのプロ1年目を振り返った。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表の鈴木啓太氏が自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。元日本代表で現在は関東サッカーリーグ1部の南葛SCに所属する今野泰幸がゲスト出演し、自身のサッカー人生を振り返った。

 今野は2001年に宮城県の強豪・東北高からコンサドーレ札幌に加入し、プロキャリアをスタート。当初、プロクラブからのオファーはなく、高校卒業後は地元宮城県のクラブであるソニー仙台への加入が内定していたが、札幌への練習参加が実現し、当時の岡田武史監督や強化部長に認められ、入団に至ったという。

「そこで頑張ったら最後の最後に強化部長に『絶対欲しい』と言われて、当時の岡田監督も欲しいと言ってるからって言われた。日本代表の経験もある名将に欲しいと言われてめちゃくちゃ嬉しかった」
 
 しかしプロの世界は甘くなく、加入1年目は苦難の日々だったようだ。今野は、プロの壁に苦しんだ当時を回想し、「プロになっていきなりキャンプでオーストラリアに行って、缶詰にされて、大人と練習して、スピード感も違うし、フィジカルも違うし、一瞬で心が折れた」と語った。

 その悩みを解決するきっかけとなったのが、岡田監督からのアドバイスだったと話す。

「そのときに岡田監督が面談をしてくれた。そこで『お前、自分の特長分かるか?』と言われた。『分からないです』と言ったら、『お前は寄せのスピードだったり、ボールを奪う能力が素晴らしいから、とにかくそれを伸ばしていけ』と言われた。それで俺の良さはそれなんだと気づけて、とにかくそれを頑張ってみようと思えました」

 今野も「もう恩師です」と敬愛する岡田監督は、2002年のシーズン途中に札幌の監督を退任。今野は「見捨てられたと思いましたよ。当時の札幌はすごく良くて、バランスの良いチームだったんだけど、岡田監督が次のチームに行ってしまったときには、行ってしまうのかと思いました」と当時の心境を明かしている。

 動画ではそのほか、今野の学生時代も深掘り。様々な興味深いエピソードが語られている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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