「恥ずべきだ。第2レグで家送りにしてやる」ノルウェー王者に再び屈したローマ、主将が敵将の“暴力”に怒り爆発!指揮官は反論「試合前から罵倒してきた」

2022年04月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「欧州の大会がこのようなピッチだなんて」

敵将の振る舞いを批判したローマの主将ペッレグリーニ。(C) Getty Images

 ローマとそのサポーターのボデ/グリムトに対するフラストレーションが最高潮だ。

 4月7日、ローマはヨーロッパカンファレンスリーグ準々決勝第1レグで、ボデ/グリムトに1-2で敗れた。ロレンツォ・ペッレグリーニのゴールで先制するも逆転を許している。

 ローマはグループステージでもこのノルウェー王者と対戦し、敵地で1-6とまさかの屈辱的大敗を喫した。ホームでも2-2と引き分けており、今シーズンの対戦成績はこれで1分け2敗となっている。

"リベンジ"に失敗したローマの怒りは想像にかたくない。だが、ペッレグリーニは試合後、結果や内容とは違うところに怒りを爆発させた。ボデ/グリムトのヒェティル・クヌートセン監督が、ローマのGKコーチに無礼を働いたというのだ。

『Gazzetta dello Sport』紙によると、ペッレグリーニは試合後のイタリア衛星放送『Sky Sport』のインタビューで、「今夜のことは恥ずべきだ。彼らの監督はウチのGKコーチを攻撃した。これは恥だ。ピッチ外で彼らがすることから、第2レグではボデを家送りにしてやりたい」と怒りをあらわにした。

「最初に何かを言い、それから強烈に攻撃した。僕たちはあらゆる敬意を払ってここに来たが、ここで起きたことはローマ、スタッフ、大会そのものに対する侮辱だ。僕はまだ自分が見たことに動じている。本当に恥ずべきだ」

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 さらに、ペッレグリーニは、ピッチを「プラスティック」と表現したジョゼ・モウリーニョ監督に同調。「欧州の大会がこのようなピッチだなんて恥ずべきだ」と非難した。そのうえで、「ただ言い訳にはならない。僕らは負けた。来週、何としてでも勝たなければいけない」と述べている。

『Gazzetta dello Sport』は、クヌートセン監督が「パンチをした様子」と報道。地元警察が捜査したと報じた。一方で、同監督が「GKコーチは狂人のような振る舞いだった」と、ローマ陣営を批判したことも伝えている。

「試合前や試合中に私を罵倒してきた。このフェアプレーのなさは私の仕事に影響し得る。あのような振る舞い方は見たことがない」

 今後の進展が待たれるが、1週間後のローマでの対戦が緊張を帯びることは間違いなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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