「勝てる人はもう日本に現われない」松井大輔が選ぶ“天才パサー”3選手!「ヨーロッパサッカーの最先端」と表現したのは…

2022年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

『俺のパス取ってみろよ』という感じのパス

松井が自身のYouTubeチャンネルを更新。日本の天才パサー3選手を挙げた。(C)Getty Images

 元日本代表MFの松井大輔が4月6日、自身のYouTubeチャンネルを更新。自身が選ぶ天才パサー3選手について語った。

 日本屈指のドリブラーとして活躍してきた松井が1人目に挙げたのは、日本代表で2006年のドイツ、2010年の南アフリカ、2014年のブラジルとワールドカップに3大会連続で出場したヤットこと遠藤保仁(磐田)だ。

「ディフェンスラインの裏にワンタッチで出すときの絶妙なタイミング。本当にありがとうございますって言いながら走っていたのを思い出します」

 代表で共闘した2010年の南アフリカW杯を回想し、「南アフリカのときも、右サイドへの僕へのスルーパスから得点が生まれたこともあった。強いパスでしたけど、あのスピードで出さないとDFにも寄せられちゃう。サイドチェンジ+スルーパスは天性のもの、素晴らしいものがある」と続けた。
 
 2人目はセルティック時代に日本人として初めてCLの決勝トーナメント進出を果たしたFKの名手、中村俊輔(横浜FC)だ。「僕がプロに入ってからもずっと代表で、みんなが認めた日本代表の10番。凄いとしか言いようがない」とした松井は、その凄さについてこう語った。

「俊さんは日本で一番優しいボールを蹴ってくれる。本当にピンポイントに出してくれる選手は俊さんしかいなかった。スルーパス、FK、サイドチェンジ、キックの精度で俊さんに勝てる人はもう日本には現われないんじゃないかな」

 最後に名前を出したのは、ペルージャやローマ、パルマなどセリエAほか、プレミアリーグでも活躍した中田英寿氏。松井は、「ヨーロッパサッカーの最先端を先取りしているような方」と表現している。

「俊さんとヤットさんはエンジェルパス。ヒデさんの場合は、自分が走ったところのちょっと前に出すんですよ。『俺のパス取ってみろよ』という感じのパスが多かった。やっぱり、その2人とはまた違う感じで、すごく上手かったですね」

 松井は「この3選手がボールを持ったとき、僕は見ないで前に走る」と強調。日本が誇るパサー3選手を絶賛した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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