「民間人から盗んだ物を戦利品というのか」ロシア兵が略奪したウクライナ代表グッズをネット販売。同国サッカー協会が怒り、批判が殺到「なんと卑劣な」

2022年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ロシアの占領者の犯罪は、罪のない民間人の冷酷な殺害だけではない」

略奪されたウクライナ代表グッズのネット販売に批判が殺到した。(C)Getty Images

 ウクライナ・サッカー協会(UAF)が4月5日、公式インスタグラムを更新。ロシア軍の卑劣な行為を批判した。

 周知の通り、2月24日にウクライナへの軍事侵攻を開始したロシア軍は、依然として攻撃を続け、多くの民間人が犠牲になっている。

 UAFが明らかにしたのは、民間人からロシア兵が略奪したウクライナ代表のジャージが、インターネットで販売されていたという驚きの事実だ。販売サイトには、「ブロバルイ付近で戦利品として受け取った」と紹介されているという。
 
「ロシアの略奪者は、すでに戦利品を取引している。普通、戦利品というのは戦闘で捕えた敵兵の武器だ。ロシアでは、強盗や略奪で民間人から盗んだ物を戦利品というのか」

 販売サイトの写真とともに、怒りを込めてそう綴ったこの投稿には、「怪物め」「この愚かな生き物を何といえばいいのか」「言葉がない」「なんて卑劣な行為だ!」「これを着て、ウクライナ代表に勝ったというつもりか」「誰もが憤慨している」といったコメントが殺到している。

 また、ウクライナ・メディア『fakty』も「ロシアの占領者の犯罪は、罪のない民間人の冷酷な殺害だけではない」とこの行為を非難。次のように伝えている。

「ロシアからやってきた非人間は、略奪した戦利品をまとめて(時には数百キロの重さの小包で)彼らの故郷に送っている」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】ウクライナ・サッカー協会が怒りの投稿! ロシアでネット販売されているウクライナ代表のジャージ

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