伝統の一戦でピッチにガラス瓶の破片…衝撃の蛮行に両軍OB激怒「まったく愚か」「世界中に売り込もうとしているのに」

2022年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半、セルティック守護神がピッチに戻ると…

セルティックのGKハートが守るゴールの前には、危なすぎるガラスの破片が…。(C)Getty Images

 4月3日に開催されたスコットランド・リーグ第32節で、日本人選手4人が所属する首位のセルティックは、勝点3差で2位のレンジャーズと敵地で対戦。旗手怜央と前田大然が先発したなか、開始早々に先制を許すも、前半のうちに逆転に成功し、そのまま2―1で大一番を制した。

 目を疑いたくなる悲しい出来事は、ハーフタイムの間に起こった。ロッカールームから戻ったセルティックのGKジョー・ハートが、ペナルティエリア内の異変を訴える。カメラがアップで映すと、なんとそこにはガラス瓶の破片が落ちていたのだ。

 それも1つだけではない。グラウンドスタッフは手間をかけての回収作業を強いられた結果、後半は3分ほど遅れてスタートとなった。
【動画】ピッチ上に危なすぎるガラス瓶の破片…スタッフが慌てて回収する一部始終
 現地紙『Daily Record』によれば、ホームサポーターの嫌がらせと思われるこの行為に、中継の解説陣も怒りを露わに。レンジャーズのレジェンドOBアリー・マッコイスト氏は、「もう何も驚くことはないと思っているだろうが……。これは一体なんてことだ。まったく愚かなことだ」と、不満をぶちまけた。

 また、元セルティックのアンディ・ウォーカー氏は、この狂気の瞬間が世界有数のダービーの品位を落とすと主張。「我々はこの試合を世界中に売り込もうとしている。割れた瓶などもってのほかで、ピッチに物を投げつけるなんて恥ずべきことだ」と嘆いた。

 130年以上の長きに渡り、スコットランドの二大勢力がしのぎを削ってきたオールドファーム。この一戦に懸けるサポーターの熱量も桁外れだが、今回の一件は大怪我にも繋がりかねない、明らかに度を越えた蛮行だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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