「もう怒ってもいない」ユナイテッドOBネビルが、来季CLが遠のく古巣に苦言「ただただ、退屈だ」

2022年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファンはワクワクして見守っているはずなのに…」

試合後、途中出場のラッシュフォード(10番)も落胆を隠せなかった。 (C)Getty Images

 現地時間4月2日、プレミアリーグの第31節が行なわれ、マンチェスター・ユナイテッドはレスターと1-1のドローに終った。この結果、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場圏内である4位入りが遠のいている。

 63分にケレチ・イヘアナチョのゴールで先制を許したユナイテッドは、3分後にフレッジのゴールで同点に追いつく。しかし、その後は追加点を奪うことができず、1ポイント奪取に留まった。

 この日はクリスチアーノ・ロナウドが体調不良のために欠場。試合後にラルフ・ラングニック暫定監督は「攻撃的な選手が不在だったうえに、ジェシー・リンガードも気分がすぐれていなかった」とあと1点を奪えなかったアタッカー陣について語っている。

 また、2試合消化が少ない4位アーセナルとの3ポイント差を詰められなかった事態にも「数字の上で可能な限りは、まだ可能だ。ベストを尽くし、最良のかたちでシーズンを終えることが私たちの仕事であり、義務だと考えている」と前向きな姿勢を示した。
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 しかし、OBはこの結果に肩を落としている。英スポーツチャンネル『Sky Sports』に出演した、元イングランド代表のガリー・ネビルは「もう怒ってもいない。失望しているだけ」とコメントし、「トップ4入りを逃すだろう」という見解を示した。

「今日の試合は本当にひどかった。代表ウィークは残りの試合を戦う前のいい息抜きになると思った。だが、そうはならなかった。あんなプレーをするなら、長い2か月になりそうだ」

 そして、「彼らのプレーには喜びが感じられない。ただたた無気力だ」とため息をついている。

「ファンは、『今日は次に何が出てくるだろう!』とワクワクしながらプレーを見守っているはずだ。それもない。努力不足というのは怠慢だと思うからだ。アイデアや自信のなさ、良い選手が初歩的なミスをする。それに加えて、選手たちは自分たちのサッカーを楽しめていない。ただ流されているだけだ」

 さらに、C・ロナウド、マーカス・ラッシュフォードやエディンソン・カバーニらの去就や、ラングニック暫定監督後の後任が未定であり、クラブとして不安定な時期が続いていることも、「不調の原因である」と指摘している。

「怒らないかって? サポーターも今日は怒ってスタジアムを去ることはなかっただろう。私ももう、怒りを通り過ぎているんだ。ただただ平坦で、退屈している」

 監督人事については、現アヤックス監督のエリク・テン・ハーグが最有力とされているが、正式には発表されていない。プレミアリーグは残り8試合。果たして、OBが悲観する「数字の上では可能」なユナイテッドのトップ4入りは、実現するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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