仙台――勝利必須。泥沼からの脱出を。 松本――先手必勝で勝点3を狙う。
故障者/仙台=渡部、ウイルソン 松本=後藤、那須川、棗、エリック
出場停止/仙台=なし 松本=なし
J1リーグ・2ndステージ-6節
ベガルタ仙台 – 松本山雅FC
8月12日(水)/19:00/ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台
2ndステージ成績(5節終了時):18位 勝点1 0勝1分4敗 5得点・10失点
年間成績(22試合終了時):14位 勝点24 6勝6分10敗 32得点・30失点
【最新チーム事情】
●FC東京戦で負傷した渡部の復帰が9月以降の予定。
●CBには石川直、左SBには二見が起用される見込み。
●10日夕方に六反が東アジアカップから帰仙。コンディション次第では先発も。
●ブラジルでリハビリ中だったウイルソンが間もなく再来日。
【担当記者の視点】
悲観すべき内容ではなかった4節までとは一転、5節・FC東京戦は惨敗という言葉がしっくりとくる敗戦だった。ファーストディフェンダーが決まらず、どこで網を張るのか不明瞭で寄せが甘くなった。結果として後手を踏み、相手の好きなようにゲームを進められてしまった。
試合後に渡邉監督が「球際で勝る、切り替えで勝る、走力で勝るという原点を見つめ直さなければ」と語ったが、中断期間でどれだけ良い状態に戻せたのかが、今節だけでなく今後の鍵になる。
渡部の不良離脱で今節も最終ラインはベストメンバーを組むことはできない。だが元々、仙台は誰かひとりの能力に頼るのではなく、組織的をきちんとオーガナイズして堅守を築いているチームだ。まずはブロックを作って、ファーストディフェンダーを確定されることが大切。ボールの奪いどころを明確にできれば、その後のカウンターもより鋭さをますだろう。
なんにせよ、ここが正念場。降格圏の16位と勝点3差の現状で、もし負ければ……。片足を突っ込んでいる残留争いにどっぷりと身を沈めることになる。ホームで戦える今節は、勝利が絶対に必要だ。
松本山雅FC
2ndステージ成績(5節終了時):12位 勝点6 2勝0分3敗 5得点・11失点
年間成績(22試合終了時):16位 勝点21 6勝3分13敗 22得点・37失点
【最新チーム事情】
●村山、酒井、岩上らが軽い故障で一部別メニューとなっている。
●そのため反町監督は、ギリギリまで状態を見定めて起用を決める考えだ。
●新助っ人ウィリアンはまだフィットし切れてなく、帯同するかも不透明。
【担当記者の視点】
中断期間に獲得が発表された新助っ人のウィリアンは、チーム戦術への適応を含め、まだ試合に出られる状態ではなく、出場の可能性は極めて低い。岩上ら何人かの主力が別メニュー調整だが、問題がなければ"いつもの"11人がスタメンに顔を並べそうだ。
新システム3-3-3-1は徐々にその熟成度や共通理解が深まり、工藤や安藤ら途中加入の選手たちはもはや不可欠な戦力として存在感を見せている。巻き返しに向けた準備に不備はなく、思うような結果を出せてはいないものの、チームの調子は決して悪くない。
仙台は組織的な守備に定評があるが、序盤からハイプレスの強度を高め、相手の攻撃を牽制しつつ、敵陣で奪ったボールを一気に前線に運んで先制点を奪う――夏場の厳しい戦いでこそ力を発揮する自慢の走力を活かし、先手必勝で勝利を掴み取りたい。
ベガルタ仙台 – 松本山雅FC
8月12日(水)/19:00/ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台
2ndステージ成績(5節終了時):18位 勝点1 0勝1分4敗 5得点・10失点
年間成績(22試合終了時):14位 勝点24 6勝6分10敗 32得点・30失点
【最新チーム事情】
●FC東京戦で負傷した渡部の復帰が9月以降の予定。
●CBには石川直、左SBには二見が起用される見込み。
●10日夕方に六反が東アジアカップから帰仙。コンディション次第では先発も。
●ブラジルでリハビリ中だったウイルソンが間もなく再来日。
【担当記者の視点】
悲観すべき内容ではなかった4節までとは一転、5節・FC東京戦は惨敗という言葉がしっくりとくる敗戦だった。ファーストディフェンダーが決まらず、どこで網を張るのか不明瞭で寄せが甘くなった。結果として後手を踏み、相手の好きなようにゲームを進められてしまった。
試合後に渡邉監督が「球際で勝る、切り替えで勝る、走力で勝るという原点を見つめ直さなければ」と語ったが、中断期間でどれだけ良い状態に戻せたのかが、今節だけでなく今後の鍵になる。
渡部の不良離脱で今節も最終ラインはベストメンバーを組むことはできない。だが元々、仙台は誰かひとりの能力に頼るのではなく、組織的をきちんとオーガナイズして堅守を築いているチームだ。まずはブロックを作って、ファーストディフェンダーを確定されることが大切。ボールの奪いどころを明確にできれば、その後のカウンターもより鋭さをますだろう。
なんにせよ、ここが正念場。降格圏の16位と勝点3差の現状で、もし負ければ……。片足を突っ込んでいる残留争いにどっぷりと身を沈めることになる。ホームで戦える今節は、勝利が絶対に必要だ。
松本山雅FC
2ndステージ成績(5節終了時):12位 勝点6 2勝0分3敗 5得点・11失点
年間成績(22試合終了時):16位 勝点21 6勝3分13敗 22得点・37失点
【最新チーム事情】
●村山、酒井、岩上らが軽い故障で一部別メニューとなっている。
●そのため反町監督は、ギリギリまで状態を見定めて起用を決める考えだ。
●新助っ人ウィリアンはまだフィットし切れてなく、帯同するかも不透明。
【担当記者の視点】
中断期間に獲得が発表された新助っ人のウィリアンは、チーム戦術への適応を含め、まだ試合に出られる状態ではなく、出場の可能性は極めて低い。岩上ら何人かの主力が別メニュー調整だが、問題がなければ"いつもの"11人がスタメンに顔を並べそうだ。
新システム3-3-3-1は徐々にその熟成度や共通理解が深まり、工藤や安藤ら途中加入の選手たちはもはや不可欠な戦力として存在感を見せている。巻き返しに向けた準備に不備はなく、思うような結果を出せてはいないものの、チームの調子は決して悪くない。
仙台は組織的な守備に定評があるが、序盤からハイプレスの強度を高め、相手の攻撃を牽制しつつ、敵陣で奪ったボールを一気に前線に運んで先制点を奪う――夏場の厳しい戦いでこそ力を発揮する自慢の走力を活かし、先手必勝で勝利を掴み取りたい。