「マドリーに久保の居場所はあるのか」現地メディアが見解!「修正すべき明白な欠陥」として指摘したのは?

2022年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーは彼に有利に働くような状況を作るかもしれない」

来シーズンの去就が注目されている久保。(C)Getty Images

 現在、マジョルカで武者修行中の久保建英は、来シーズンのレアル・マドリー復帰が取りざたされている。

 3月28日には、マドリーの専門メディア『The Real Champs』が、「来シーズンのマドリーにクボの居場所はあるのか」と題した記事を掲載した。

 同メディアによれば、マドリーはブラジル代表ヴィニシウス・ジュニオールがスペイン国籍を得て、「EU圏外選手枠」が空くことを期待しており、「今夏までに枠が空けば、マドリーのスタッフが熱心に取り組んでいるのはクボだ。チームに入る可能性ある」という。

 そして、これまでのスペインのキャリアを振り返り、現在の調子は、「最高の状態に戻っているようだ」と評価。「キーパス、シュート、ドリブル成功数が増えたことで、クボはマジョルカのファイナルサードで最も重要なボールプレーヤーとなった」とその成長を称えた。

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 一方で、「クボの明白な欠陥」として守備での貢献度が低いことを挙げ、「この問題は、彼が(ビジャレアルのウナイ)エメリと(ヘタフェのホセ)ボルダラスのシステムに適応するのに苦労した主な理由のひとつであり、現代サッカーのウイングとして、マドリーやヨーロッパのビッグクラブでプレーしたいのなら修正する必要がある」と指摘している。

 そのうえで、久保がもたらす「広告効果」などピッチ外の貢献度にも言及。マジョルカ公式のYouTube再生回数がバルセロナ、マドリー、ベティスに次ぐ順位になったことなどを紹介した。

 こうした状況を踏まえ、記事はこう締めくくっている。

「彼が進歩を続け、勤勉であり続けるならば、状況は有利に働くかもしれない。ピッチ外を含めて、彼が提供する価値を考えると、マドリーは、彼に有利に働くような状況を作るかもしれない。数字は、そうする価値があることを示唆している」

「EU圏外選手枠」の問題も踏まえ、久保の復帰については現地も注目している。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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