「私の間違いを証明した」冨安健洋ら新戦力を“酷評”のアーセナルOB、自らの過ちを認めて賛辞「彼らは傑出している」

2022年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正直に言えば、予想外だ」

冨安(右)ら新戦力に対する評価を翻したマーロン氏(左)。(C)Getty Images

 2022年に入ってからも負傷の影響が長引き、公式戦出場が激減しているのが、日本代表DF冨安健洋だ。だが、1年目のアーセナルで確かなインパクトを残したことは事実であり、その功績はOBも認めるところのようだ。

 現地時間3月28日、英メディア『talkSPORT』のポッドキャスト番組に、アーセナルOBのポール・マーソンが出演。元イングランド代表でもあり、現役時代は同クラブで300試合以上に出場したレジェンドは、「今夏にクラブが獲得した選手を見誤っていた。今の彼らは、私の間違いを証明している」と称賛を送った。

 今夏に加入した新戦力とは、冨安のほか、ベン・ホワイト、アーロン・ラムスデイル、そして買取オプションを行使したマーティン・ウーデゴーらのこと。マーソンは当時、同メディアに対して補強を「悪い買い物だ。他のクラブは誰も狙ってないのでは?」と酷評しており、冨安についても「いい選手であれば、なぜユベントスやミラン、インテルやラツィオ、ローマが彼を買わないんだ? 理解できない。意味が分からない」と批判していた。

 だが、シーズンも折り返した今、マーソンはミケル・アルテタ監督のもとに集った選手について評価を翻している。
 
「アルテタのやっていることは好きだ。彼がこのシーズンに運んできた署名は、シーズンの半分を終えて、絶対的な成功と言える。こんな補強プランは今まで見たことがなかった。彼がこれらの選手を連れてきた時は、私は『彼らについてよく分からない』と言った。彼らの経歴から、そう判断したんだ。いろんな選手に対していろんなことも言った。だが、私はここまでのシーズンで、彼らが傑出していたと感じているよ」

 冨安についても「イタリアでプレーしていて、誰も欲しがらないのであれば、それほど偉大な選手ではないのだろうと思っていた」と先入観から評価していたことを認めたうえで、「彼らのような力が加わって、チームにこんな勢いが備わるとは思っていなかった」と、想定外の古巣の好調ぶりを喜んでいる。

「正直に言えば、ここまでチームが持ち上がってきているのも予想外だ。既存の選手たちのプレーにも驚かされてばかりだよ。それを導いたアルテタはすばらしい。エドゥ(TD)のお金の使い方にも見境がないと批判したが、夏に使った金額については、彼の判断はフェアだったと認めるよ」

 アルテタ監督は、冨安が4月4日に復帰する可能性を認めているが、あくまで「慎重に判断する」とコメントしている。現地記者やサポーターも、日本人DFの復帰を待ちかねているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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