元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』にて、オーストラリア戦で２ゴールを挙げた三笘薫の活躍を称えた。

　日本代表は３月24日、ワールドカップ（W杯）アジア最終予選でオーストラリアと対戦し、２-０の勝利。多くのチャンスを得ながらもなかなか決め切れない時間が続いたが、終了間際の89分に途中出場の三笘薫のA代表初ゴールで先制すると、さらに90＋４分にも三笘がネットを揺らし、７大会連続７回目のW杯出場を決めた。
 

　闘莉王氏は、山根視来のゴール中央への折り返しに、三笘が右足で合わせた先制点を振り返り、「サッカーを知られない人が見たらキックミスに見られそうですが、技術の高いシュート」とフィニッシュを絶賛した。
 
「最後のシュートも、わざとタイミングを遅らせて撃っている。浅野とかだったら、ただ強く蹴って相手DFにぶつかっていたと思う。ここぞというところであの技術。違いを見せてくれる選手だと思った」

　また、左サイドから鋭くカットインして、自らペナルティエリア中央にドリブルで持ち込み、グラウンダーのシュートで決めた２点目のシーンには、「テレビゲームを見ているよう」と驚き。「ドリブルの緩急、相手の揺さぶり方、なかなか日本人には見られないプレー。彼を見ているとサッカーが改めて楽しいと思える」と日本人離れしたテクニックに感服した。

　闘莉王氏は三笘の今後について、「コンディションを保ってくれれば、間違いなく日本代表のエース」ときっぱり。「南野が『10番はお前だ』と渡してもおかしくはない」と手放しで称賛した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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