森保ジャパンはロシア大会を超えられるか? 日本を含むW杯出場決定のアジア4か国の戦いぶりを、早くも米メディア記者が大胆予想!

2022年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

アジア4か国が出場決定

日本のW杯出場に大きく貢献した三笘(左から2番目)。サウジのベテラン、アル=ファラジ(左)は要注意人物に。韓国のソン・フンミン(右から2番目)、イランのタレミ(右)は欧州の第一線で活躍。(C)Getty Images

 3月24日、日本代表はオーストラリア代表を2-0で下し、7大会連続7回目のワールドカップ本大会出場を決めた。アジアはこれで日本、韓国、イラン、サウジアラビアの4か国が確定し、両グループの3位同士が戦うプレーオフにはオーストラリアの進出が決定。対戦相手は、イラクまたはアジア首長国連邦(UAE)、レバノンのいずれかとなる。

 すでに出場を決めた4か国について、米スポーツチャンネル『ESPN』のアジア通であるガブリエル・タン記者はさっそく、本大会でのアジア勢の戦いぶりを予想している。

 このうち、日本については2018年のロシア大会に言及し「アジア勢で唯一ラウンド・オブ16に進出したが、ベルギーを相手に90+4分に決定的なゴールを許して、痛恨の敗北を喫した」と振り返っている。

「香川真司、本田圭佑、長友佑都、そして吉田麻也は当時、ヨーロッパで最高の選手だったが、真の実力を示すのに苦労していた。最も有名なのは、ベスト16進出が保証されていないにもかかわらず、ポーランドに0-1で敗れ、フェアプレーポイントでセネガルに差をつけて進出を決めたことだろう。

 今は香川、本田、そして当時のキャプテンだった長谷部誠が代表チームから離れ、リバプールの南野拓実を筆頭とする若い世代に世代交代した。前任者たちと同様、現在の日本代表も予選全てが上手くいったわけではないが、大事な場面では力を発揮している」
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 そして、「現在のチームは、2018年のチームよりも良いか?」という前大会との比較において、このように綴っている。

「そうではないかもしれない。2018年のメンバーはヨーロッパを拠点とする選手が、それぞれのクラブで目立っていた。しかし、このチームでの海外でプレーする選手たちはゆっくりと、しかし確実に、華やかさに欠ける場所でプレーし、自分たちを高めている。彼らはベスト16進出を繰り返すことはできないかもしれないが、少なくとも、より良い仕事をすることは可能だろう」

 この比較評では、韓国については「ソン・フンミンを筆頭に、欧州でプレーする選手と頼れる存在が増えた」とし、イランについては「間違いなく前回より良い。メフディ・タレミ、アリレザ・ジャハンバフシュ、サルダル・アズムン、アリレザ・ベイランバンドといった面々が世界の舞台で活躍し、史上初のグループリーグ突破を果たす絶好のチャンスを迎えている」と評した。

 また、ダークホース扱いとなっているのがサウジアラビアだ。「国内組ばかりであり、予選を通じて印象的だったとはいえ、大舞台での経験が十分にあるかどうかには疑問符がつく。それでも、サルマン・アル=ファラジ、サレム・アルドサリといった相手によって問題となり得る2人のベテランプレーヤーがいる」としている。

 出場全32か国中、17番目の本大会行きチケットを手にした日本。組み合わせ抽選会は現地4月1日にカタールのドーハで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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