現地時間３月24日、カタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選の第９戦が行なわれ、日本代表は敵地でオーストラリア代表と対戦し、２-０の完勝を収めた。この勝利で森保ジャパンはグループBでの２位以内を確定させ、W杯出場を決めている。

　米スポーツチャンネル『Fox Sports』オーストラリア版のザック・レイソン記者はこの結果を、「サッカールーズは巧みな日本が終盤に仕掛けてきた電撃戦に敗れ、W杯予選で惨敗」と伝えている。

「日本代表のカオル・ミトマが試合終了間際に決めた２つのゴールで、試合は０-２の惨敗となった。オーストラリアの戦術はぶっきらぼうで、全体的に劣勢。サッカールーズはそのパフォーマンスにふさわしい罰を受けることになった。
　
　雨の中、アコー・スタジアムには４万1852人が集まり、ホームの雰囲気を醸し出した。そのなかで前半、後半にも何度かゴールを脅かしたが、始終優勢だったのは日本だ」
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　ただ、優勢だった日本代表のアタッカーの決定力については思うこともあったようだ。同記者は「南野は前半だけでも５本のシュートを放ち、１人で２回ポストを叩いた」と綴っている。

　この結果でオーストラリアはAグループ３位のチームとのサドンデス、そして南米予選５位のチームとの決戦が待つプレーオフへの道に進むこととなった。

「グレハム・アーノルド監督は、多くのシニアプレーヤーを怪我やコロナ陽性で欠いたため、新体制で試合に臨まねばならなかった。そのおかげでこの試合は雨天のシドニーにおいて、悲惨な幕開けにもなってしまった」

　日本と明暗がくっきり分かれてしまったオーストラリア。カタールW杯に向け、さらに長い道のりを突き進むことになってしまった。　

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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