「オレと比較されるだろうが気にするな」中村俊輔がセルティックの後輩・古橋亨梧への助言を明かす!「チャ・ドゥリやキ・ソンヨンにも…」

2022年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2人は完全に異なる選手だ。スキルも違えば、ポジションも異なる」

中村(左)が古橋(右)とのやり取りについて明かした。(C)Getty Images

 大先輩からのアドバイスは、スコットランドに向かう古橋亨梧を勇気づけたことだろう。

 横浜FCの中村俊輔が、昨夏のセルティック移籍時に古橋に助言していたことを明かしている。セルティックの公式マガジンでのコメントを専門サイト『67 HAIL HAIL』が伝えた。

 中村は「亨梧がセルティックと契約したとき、前嶋洋太(現アビスパ福岡)から連絡があって、彼が僕にコンタクトを取ることはできないかと聞かれたんだ。それ以来の友人だよ」と振り返っている。

「それまでは彼と特に関係がなかった。お互い対戦したことがある選手で、あいさつするくらい。何も特別なことはなかった」

 そして、中村は「『事あるごとにスコットランドのメディアはオレと比較するだろう。でも、それは気にするな。とにかくスコットランドでプレーすることを楽しむんだ』と彼に伝えたよ」と明かした。

「(ともに元韓国代表の)チャ・ドゥリやキ・ソンヨンといったアジアの選手たちもほかにいたけど、彼らにも自分のゲームを楽しみ、比較は気にするなと言っていた」

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 セルティックで活躍したOBのアドバイスに、『67 HAIL HAIL』は「最初はナカとの比較が多かった。ナカがセルティックで成功した唯一の日本人選手であることを考えれば理解できることだ。事実、彼しかいなかった。だが、比較はそこで終わりとならなければいけない」と報じている。

「2人は完全に異なる選手だ。スキルも違えば、ポジションも異なる。彼らについて話すときに、本当に比較できることは何もないのだ。ナカがイタリアのレッジーナで3年を過ごしてからセルティックと契約したのも忘れてはいけない。欧州で成功すべく、初めて母国を離れたキョウゴとは違う」

 さらに、同メディアは「今では明らかにその比較がなくなった」と続けている。

「スコットランドにおけるキョウゴの成功で、彼自身として認知されるようになったのだ。スコットランドサッカー界に対する影響を考えれば、それは彼にふさわしいことだ。長く在籍すれば、どちらのほうが良かったのかと、将来的に再びナカムラと比較されることがあるだろう。だが、それも意味はない。ありもしないこと、まったく重要でないことの比較をしたいだけなのだ」

「ただ、クラブの歴史上最も優れた2人の日本人選手たちが互いに連絡を取っているのは素晴らしいことだ」

 シーズン前半戦の活躍で、古橋は確かな地位を築き、サポーターから愛されている。もちろん、さらなる活躍が期待され、中村との比較も絶えないだろう。だが、日本からグラスゴーに挑んだ2人がいずれも見事なパフォーマンスでファンを沸かせたことを誇るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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