「自分たちがまいた種」日本代表キャプテン吉田麻也が語る“批判の声”との向き合い方「力に変えていくことが大切」

2022年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「代表チームは一番矢面に立つ場所」

日本代表で長年キャプテンを務める吉田。大一番のオーストラリア戦でもそのリーダーシップに期待がかかる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表のキャプテン吉田麻也が、批判の声との向き合い方について自身の考えを述べた。
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 日本は3月24日、勝てばワールドカップ出場が決まる大一番のオーストラリア戦へ挑む。だが今予選を振り返ってみれば、序盤は3試合を終えて1勝2敗と、なかなか勝利を積み上げられず、日本代表の厳しい状況に不満を持つファンの声も当時は少なからずあった。

 そのことを吉田は、「最初の滑り出しが良くなかったことで批判の声も大きくなったし、自分たち自身も追い込まれた。ただそれは自分たちがまいた種」と振り返り、続けて日本代表としての自身の考えを口にした。
 
「プロの世界ですし、とくに代表チームは一番矢面に立つ場所。批判されることは仕方ない。それを良い形でエネルギーに変えられたんじゃないかなと思います。それはチーム全体もそうですし、個々の選手もそう。そういうハングリーさは確実にアスリートには必要。気にせずに自分たちがやらなければいけないことに集中するべきだと思います」

 また若い選手に対しては、「20代前半の選手は気にするかもしれないけど、それを力に変えていくということも大切になってくる。上に行けば行くほど批判は大きくなるので、それを耐えれば人間としても成長できる」とアドバイスを送った。

 7大会連続W杯出場へ、ついにあと一歩のところまできた。オーストラリア戦では、長く日本の最終ラインを支えてきた精神的支柱、吉田のリーダーシップにも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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